「彼女、お借りします」の18巻感想 前編です。
前編では本ブログで毎週投稿している感想記事のリンクと1話ごとの見どころをまとめ、後編で改めて気になるポイントを考察していきます!
17巻の感想記事はこちら!
Contents
18巻 あらすじ
水原主演映画も完成間近。しかし上映会の下見に行った先で、小百合が倒れてしまう。和也の前では気丈に振る舞っていた水原も、小百合と2人きりになると、次第に本音がこぼれ始める──。そんな時、「とある知らせ」を受けて飛び出していった和也が、再び病室に戻ってきて…? 『かのかり』史上最大の転換点。2人の「嘘」も大きく揺るがす第18巻!!
18巻 感想リンク集
満足度149 夢と彼女と俺②
小百合ばあちゃんとの最後の時間。
和也の問いかけに対して悩み続ける水原ですが、真実を告げるべきか否かの答えは出ず。
夢を叶えることができなかった現実に折れそうになる水原ですが、現れた和也の手には完成した映画が!

この前の水原の驚いた表情のコマも良かったんですが、やっぱり1話丸々描かれなかった「和也の表情」が見どころだと思います。
水原の夢を叶えるラストチャンスに颯爽と現れたヒーローでしたね。
修正箇所
【マガジン版】

【コミックス版】

タイトルから変更が入ってるんですよね。
「夢と彼女と俺」は満足度103でも使われていたタイトルなので誤記修正ってことでしょう。
あえて同じタイトルにすると言う粋な作りかと思ってました。。。
【マガジン版】

【コミックス版】

こういう細かい修正は宮島先生なりのこだわりポイントなんだろうなって思います。
【マガジン版】

【コミックス版】

トーンで暗さを出していますが、確かに病室は暗いですし、展開的にも暗めの方が合っている気がしますね。
満足度150 嘘と彼女③
「女優の姿を見せる」
100点満点ではなくとも、今できる形で夢を叶えることができた水原。
残す心残りは真実を告げるべきか否か。
最後の最後まで答えを出せず葛藤し続けますが、小百合ばあちゃんの時間は刻一刻と短くなっていきます。

たった1人の祖母が、たった1人の孫娘に残す言葉。
2人の夢編、クライマックスです。
修正箇所
【マガジン版】


【コミックス版】


セリフ自体は変わっていませんが、片方はひらがな表記、片方は手書き&ぼやけた作画にしてきましたね。
漢字/ひらがなはこだわりだったり感覚的な伝わりやすさってのもあるんでしょうが、手書き&ぼやけさしたのは良い修正ですね。
小百合ばあちゃんの最後という弱々しさをよく表せてるなーと思います。
満足度151 嘘と彼女④
小百合ばあちゃんからの最後の言葉。
真実を告げず、嘘をついていることだけを告げた水原の選択を尊重し、立派に育ってくれたことの感謝を伝えた小百合ばあちゃん。

映画の本公開はまだですが、「水原の夢を叶えた」この夜を以て、2人の夢編は一旦完結です。
修正箇所
【マガジン版】

【コミックス版】

表紙のレイアウトをガッツリ変えてきましたね。
タイトルを強調したかったのか、水原をより強調させたかったのか・・・
【マガジン版】



【コミックス版】



18巻の修正全般的に言えることですが、物語の展開的にシリアスな雰囲気だったり、そもそも夜の病院が暗いってことから、より暗めなシーンにする修正が多いですね。
満足度152 嘘と彼女⑤
夜が明けて、病室から出てきた水原は多くを語らず、独りで去っていってしまいます。

人前で弱いところを見せない水原千鶴。
水原千鶴でいなければいけなかった理由や、一ノ瀬ちづるでいられなかった理由など、多くを考えさせられる去り方でした。
修正箇所
【マガジン版】



【コミックス版】



言葉の修正はまぁ置いといて、下2つはトーンで影をつける修正ですね。
ただ、ここまでと違うのはすでに場面は朝に切り替わっていると言うこと。
展開がシリアス+物理的に病院が暗いから影をつけていたのと違い、今回は単純にシリアスだから暗い影を落としてるんですよね。
水原の表情に影を落としているのは一ノ瀬/水原を切り替えているような闇を感じますし、和也の影はそんな水原を見て様々な不安を覚えている感じがしますね。
影一つで色々と考えさせられます。。。
満足度153 お別れと彼女
小百合ばあちゃんのお通夜に向かう和也と和ばあちゃん。
和ばあちゃんが終始達観した立ち振る舞いを見せていたことが何か伏線っぽさを感じさせます。

水原に何かできることはないかを考えるため、和也が頼ったのは墨ちゃん!
2人の夢編ではかなり限定的な登場機会でしたが、ついに出番です!
修正箇所
【マガジン版】


【コミックス版】


同じく暗めな修正ですね。
ただ、1つ目の修正は背景も黒にしていて、これって和也視点で見た水原なんですよね。
和也から見て水原が暗く見えたのか、作者側の意図で暗くしたのか、どっちなんだろう。。
【マガジン版】


【コミックス版】


じたばたしてるのと、ちょっとセリフが増えただけですね。
満足度154 思い切りと彼女
墨ちゃんとの相談デート!
・・・と思いきや、暴走列車墨ちゃんは悩める和也と水原のために強制時間外デートに突入させます!

時間延長じゃない、お友達としてのデート。
攻める墨ちゃん!!可愛い!!!!
満足度155 彼女と突発旅行①
突然訪れることになった湘南の海!
しかも海だけじゃない、江ノ島も!!
とにかくアクティブに動いて和也を連れ回す墨ちゃん。
目的は一切喋らないけど、やると決めたら突き進む、墨ちゃんなりの励まし方に注目ですね!!

ラストは墨ちゃん一世一代の大勝負!
満足度156 彼女と突発旅行②
墨ちゃんのアクティブな行動に引っ張られ、次第に活発になる和也。
デートの最後に墨ちゃんの思惑を聞き、同じことを水原にしてあげようと決心する和也。

本当に最高。
無限に言い続けますけど、本当に好き。
ラストの墨ちゃんの表情は、好きな人が前を向いたことを喜んでいるようにも見えますし、別の理由で悲しみを感じているようにも見えました。
修正箇所
【マガジン版】

【コミックス版】

夕日の関係でトーンが追加されてますね。
トーンありはその場の雰囲気がよく出ていると思いますし、トーンなしは墨ちゃんの可愛い表情がよく見えるので、ありもなしもどっちも可愛いなぁと思います。
満足度157 彼女と彼氏①
「水原を元気付ける」
墨ちゃんに後押しされ、決心がついた和也はそれを実行するために突き進みます。
今の彼女である瑠夏ちゃんのことも視界に入らず、店長に頭を下げ、自ら汗を流して働く・・・
好きな女の子のために愚直に突き進む様は、不器用でかっこ悪い主人公って感じでとても好感がもてますね。

マガジン掲載時の煽り文、18巻の宮島先生の巻末コメントでも合った通り、今回の引きはこれしかないですね。
彼女、お借りします!!
修正点
【マガジン版】

【コミックス版】

そういえば2018年の話でしたね。。。
それよりも、水原とのデート日は9/24ですが、メール文面は9/20のままになっていました。
これは予約を取った日なんだろうか・・・。
でもデート日じゃなくて予約を取った日がメールのタイトルに載るのって珍しい気がする。。。
後編へ続く!
前編はここまで!
後編では改めて細かい感想や考察を書いていきます!
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