彼女、お借りします の13巻感想・考察 前編です。
当初13巻の感想記事をやりたいがために1巻から順番にやってきましたが、3ヶ月でやっと追いつきました!
前回の感想記事もぜひみてください!
Contents
彼女、お借りします 12巻 振り返り
墨ちゃんとの制服デート!
墨ちゃんの和也への想いが口に出てしまう中、墨ちゃんはおもてなしデートを完遂しきります。
和也は墨ちゃんから「家族じゃなくても分け合える」ことを教えてもらい、水原の悩みを解消するヒントを貰い、何かを思いつきます。
一方水原は、なんとか小百合ばあちゃんに映画の報告をしたいものの、オーディションにまた落ちてしまいました。
「夢は叶う」と言い残したおじいちゃんを思い出しつつ、現実には夢は叶わないことを嘆き涙します。
しかしそこに現れたのは和也でした。
和也はクラウドファンディングで水原主演の映画を撮影し、それを上映することで水原の夢を叶えようと提案します。
水原もその提案を受け、始まるクラウドファンディング編!
かのかり史上最大の戦いが始まります!
13巻 あらすじ
たった一度の“レンタル”で、輝き出す“リアル”がある。 都内在住のダメダメ大学生、木ノ下和也(20)。ある日、“ワケアリ”の超絶美少女、水原千鶴との出会いをキッカケに、彼の人生は大きく変わり始めて──!? 「銀幕に映る自分の姿を、おばあちゃんに見せたい──」そんな水原の夢を叶えるため、和也が動く!! クラウドファンディングで資金を集め、水原主演の映画を製作することを決意する。しかし、その道は想像を超える険しい道のりだった……!! “女優”と“プロデューサー”、新たな関係で始まる“2人の夢”編、開幕の第13巻!!
13巻の雑な紹介
ついに動き始めた水原の夢への第一歩!
和也が提案したクラウドファンディングで映画を作成する提案を受けた水原は、和也とファミレス、ベランダで打ち合わせを始めます。
・・・が、そこに割り込んできたのは和也の逆のお隣さん八重森みに!
みにに水原の関係を茶化された結果、ベランダで会う機会はなくなってしまいました。
しかし代わりに水原が選んだ手段は和也の部屋で打ち合わせ!
まさかのお部屋デート・・・ならぬお部屋打ち合わせが始まり、真面目なクラファンの話から水原の手料理、そしてそこに鉢合わせるるかちゃんなど一喜一憂が詰め込まれていました!
そして始まるクラファンの資金集め!
まずは最初の関門を突破できるのか注目です。
13巻で押さえたいポイント
和ばあちゃんに言えない理由

クラファンをするに辺り、水原は和ばあちゃんには言わないで欲しいとお願いをしました。
「和おばあさんたち」のたちの部分って小百合ばあちゃんも含まれているのかと思っていたんですよ。
ただ、13巻の後編部分では小百合ばあちゃんに告げていますし、この「たち」は木ノ下一家だけってことなんですよね。
理由は和也が言う通り資金面の援助の部分で和ばあちゃんが見境ないところかと思いますが、それって大小の差は多少あれど小百合ばあちゃんも同じだと思うんですよね。
でも小百合ばあちゃんにはあっさりと伝えたので、和ばあちゃんとの差が何かっていうと「一ノ瀬」なのか「水原」なのかだと思うんですよね。
クラファンのページには「水原」ではなく「一ノ瀬」名義で名前が書かれていました。

和ばあちゃんからすれば「水原千鶴」が本名で「一ノ瀬ちづる」は芸名扱いになります。
もう片方の親の名前をとったという理由も素敵だと思いますけど、余計な疑心は作りたくないがための「言わないで」だったのではないでしょうか。
「彼女じゃないんだから」というパワーワード

店員さん視点では「別れたのかな?」ってなっちゃうよ?
しかしこの水原、かわいすぎである・・・
客とお隣さんとプロデューサー
小百合ばあちゃんの余命が長くないことを知ってから、和也は水原に「大丈夫か?」と3回同じ質問をしています。
1回目は病院で、2回目はベランダに呼び出された時、3回目は今回のファミレスの帰り道です。

「”お隣さん”に」っていうのは和也と水原の関係が変わったことによるセリフですね。
映画撮影をすることになったため、和也はプロデューサー、水原は女優の立場となりました。
ただ、水原が困っていれば「お隣さん」として精一杯手助けすることを和也は宣言していました。

和也が改めて言ったのは、「客でもお隣さんでもプロデューサーでも、なんでも自分を好きに使ってくれていい」という意味だったのかなと思います。
3回目の大丈夫を言った理由
「大丈夫か」の3回目を言うキッカケになったのは水原の表情を思い出したからでした。

和也は水原の涙と表情を見て、今の水原がどれだけ切羽詰まっている状況なのかを察したのだと思います。
水原といえばレンタル彼女、舞台を通じて完璧な演技を続けており、私生活でも「弱い自分を覆い隠せる」と小百合ばあちゃんから評されるほど、強い自分を演じ続けられる人でした。
ですが、映画撮影を受けた際に見せたのは今までの「弱さを覆っている強い水原」ではなく「弱い水原」そのものでしたね。
それを見て、和也は水原のことを改めて心配になったのではないかと思います。
水原自身も、映画撮影を受けた際に自分をコントロールできなかったことを振り返っています。

直後の「馬鹿っ」は、夢が叶う兆しが見えたことで制御しきれていない自分に対するセリフだと思います。

これは惚れている目やろ
大学で気付くヤツ

いるんだよなぁ、絶対に気づきそうな2人・・・
K氏とM氏ですね。
大学内で女優がいるとなれば噂が好きそうな木部は間違いなく食いつくでしょうし、女優姿の一ノ瀬はほぼ水原状態です。なので見れば気づくでしょう。
そして水原千鶴の名前でGoogle検索ぐらいしそうですし、レンカノまでたどり着くかな。
(もっとも、もう気づいてそうだと予想していますが)
一方のマミちゃんも同じですよね。
一ノ瀬=水原に気づくだけではなく、同じ大学にいることまで知れば和也との接点についても勘づくでしょう。
カバンの件ですでに接点が残っているのはわかっていることではありますが、より近しい関係ということが明るみになるかと。
水原はレンタル彼女のことまでバレないと踏んでいるようですが、木部にはバレそうだしマミちゃんには余計な情報を与える可能性はあります。
と言っても問題になるのは和也の周りの2人なので、大学全体にバレるわけではないっていうのは正しい見通しです。
みにちゃん登場!

和也の逆お隣さんは同じ大学の1年生、八重森みにちゃんでした!
八重歯だから八重森なのか・・・とまぁそんなんはいいか。
みにちゃんも十分かわいいんですが、さすがに大人気レンタル彼女勢には一歩及ばずってところですかね。(みにちゃんファンの方すみません。。。)
でもずっと気にはなっていたんですよ。
和也と水原の住んでいるアパートは8部屋あるので、少なくとも和也と水原以外の4部屋ぐらいは埋まっていてもいいんじゃないかって。
それなのに和也と水原が騒がしくしていてもうんともすんとも言わないのは、実は和也と水原しか住んでいないとかそんな状態なんじゃないかって。
とりあえず逆のお隣さんだけでも生存確認ができてよかったです。

しかしいくら恋愛にうぶでも赤くなりすぎじゃないですかね、水原さん・・・
後編へ続く!
前編はここまで!
みにちゃんはちょっと現代っ子感がすごいですが、映画撮影のタイミングででてきた新キャラってことは脚本とかで活躍してくれるのかな?
後半はお部屋デート・・・ならぬ打ち合わせからスタートします!
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