【彼女、お借りします】《第221話 楽園と彼女㉝》もう逃げ道がない状況。試される恋心!!

彼女、お借りします
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【彼女、お借りします】《満足度221 楽園と彼女㉝》の感想記事です!


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一番女優に向いているのは麻美ちゃん説

偶然を装ってレンカノをバラした麻美ちゃん。
確信犯もいいところですが、あくまで『偶然』を装う必要があるので事故っぽいリアクションが必要でした。

抜け目ねえなぁー麻美ちゃん。

「はっ」の顔から画面を手で押さえて隠すという一連の行動が事故感を醸し出してるんですよね。
本当は心の中はウッキウキのはずなのに、それを1ミリも表情に出さずに淡々と自分の役割をこなした麻美ちゃん。

もしかしたら水原より女優に向いてるんじゃないの?と思う様な演技のうまさですね。

外見と内面の感情にギャップがあってもそれをコントロールすることが演技のうまさの一つかな、と素人ながら思うんですが、それを完璧にこなしているなと感じます。

ヤられる前にヤれ!

全部が麻美ちゃんの計算の上で動いているのがすごいですよね。
事故を装って真実を晒す、慌てることで『見せてはいけないもの』という空気を作る、「コラ画像」といってすぐにバレる嘘で誤魔化す。

麻美ちゃんの中には『レンカノがバレた時の言い訳が和也・水原の間にあるかもしれない』という予測があったのかなと思います。

その言い訳をさせる前に、自分から『ツッコミどころしかない行動』をすることで、言い訳の主導権を麻美ちゃんが持っていき、しかも言い訳がすぐ壊れる様な環境を作り上げました。

和也の唯一の逃げ道は『レンカノは事実、でも自分と水原が付き合っているのは本当』というストーリーにすること。優しいことに木部もまずはその可能性を探ってくれています。

本当はここでも麻美ちゃんの行動はあったのではないかなと。
このタイミングで「隠していられない」と告げるでもありですし、何かもっと証拠的なものも出せたのかもしれません。

そんな中で、和男の「金・・・」セリフは麻美ちゃんにとって偶然ながらも追い風になったのかなと思います。

麻美ちゃんにとっては棚ぼただったでしょう。労せずにより真実に近づく証拠が出てきた訳ですから。

麻美ちゃんはマジで策士ですね。
シュナイゼルの会話を全部読んでビデオ通話してたルルーシュみたい。

この子はどこまで読んで行動を起こせているのだろうか。

瑠夏ちゃん史上最大の見せ場に期待!

さてさて、麻美ちゃんの反撃が始まって盛り上がり始ているわけですが、現状では策士・麻美ちゃんに軍配が上がっていますね。

各人の行動、状況、空気を読んで常に先手を打っている麻美ちゃん。

この後の展開も麻美ちゃんの中では考えられていて、そこに誘導する様な策も用意しているんでしょう。
そう考えるとこの後もずっと麻美ちゃんのターン!
つまり和也と水原は終わりを迎える流れになりますが・・・、もちろんそうは問屋が下ろさないですよね!

そのキーパーソンになるのは、前回も指名しましたがやっぱり瑠夏ちゃんだと思います。

この場で唯一この展開を事前に予測していた瑠夏ちゃん。
何かしらの行動指針はあるでしょうが、その情報提供者は麻美ちゃんで、瑠夏ちゃんの行動も読んで準備はしているはず。

そう考えると瑠夏ちゃんが行動しても結局麻美ちゃんの描いたシナリオ通りに進むのかなと思いますが、麻美ちゃんでも読みきれないものが一つだけあると思います。

それが『恋心』

過去に父親の影響で恋心を見限ってしまった麻美ちゃん。
人の恋を破壊することでトラウマを押さえつけている麻美ちゃんですが、その根本解決は麻美ちゃんに『恋心の素晴らしさ』を思い出してもらうこと

それができるのは麻美ちゃんに必死になって恋心を説いた水原かと思っていましたが、もう一人適任がいましたね。

更科瑠夏

この場で唯一『意中の相手に素直に恋心を伝えている』のが瑠夏ちゃん。
他は想い人こそいれど、素直にその想いを伝えられていません。

想いを声に出せるというのはとても大事なことで、それができないから和也と水原の二人は『どうせ一線は超えてこない』と麻美ちゃんに見限られていい様に言いくるめられているんですよね。
麻美ちゃんも過去に親の力で恋心を潰されてしまいましたし、麻美ちゃんの中では『恋心の力なんて大したものじゃない』という認識で予測を立てているんじゃないかなと。

だからこそこの場で、『好きな人に好き』と言える瑠夏ちゃんの想いの強さが、麻美ちゃんのシナリオを壊し、この場を救うことになるんじゃないかなと。

麻美ちゃんが過去に諦めてしまったことだからこそ、麻美ちゃんはその想いの強さを読みきれず、瑠夏ちゃんの行動が麻美ちゃんの予測を超えてくるんじゃないかなと思います。

また、レンタル彼女から始まって本当の恋心に昇華させた瑠夏ちゃんの境遇は、水原の後押しにもなるんですよね。

ただ、きっとそれはもっと後(水原のことを和ばあちゃんが納得してくれる時)の話。

まずはこの場を収めるために、瑠夏ちゃんは自身の恋心を全面に押し出していくんじゃないかなと思います。

・・・しかしこう考えると瑠夏ちゃんは見事に脇役になってしまうんですよね・・・
キャラクターの立場的に、メインヒロインにはなれないとしても、ちょっと可哀想に思えてきました。。


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