彼女、お借りします の10巻感想・考察 前編です。
執筆時点で13巻まで出版されていますが、10巻までのネタバレ範囲内で感想・考察を行います。
前回の感想記事もぜひみてください!
Contents
彼女、お借りします 9巻 振り返り
悩み抜いた結果、水原に誕生日プレゼントの梅干しを渡すことができた和也。
気落ちしていた水原も誕生日プレゼントを受け取り、元気を取り戻しました。
笹パイの飲み会に参加した和也ですが、そこにいたのは一ノ瀬モードの水原でした。
木部に一ノ瀬=水原とバレる訳にいかない中、始まったのは飲み会お決まりの罰ゲームからの一気コール。
一ノ瀬に無理させる訳にはいかない中、和也は自ら罰ゲームを受けにいきます。
和也はベロベロに酔っ払ってしまうも、一ノ瀬に介抱されながら部屋に帰ってきます。
「水原には迷惑をかけているから、一ノ瀬は守りたい」
その一心は水原にもしっかり伝わりました。
そして勃発した仮カノ vs 元カノ。
和也のバイト先に現れたマミちゃんですが、和也と仲睦まじい姿を見て元カノと特定します。
怒涛の攻めでマミちゃんを追い返したるかちゃん。
マミちゃんは和也とるかちゃん・水原の関係を改めて疑問に思いますが、それでもるかちゃんに言われた「未練」という言葉が引っかかり、和也を追うことを意味がないと考え始めます。
そんなマミちゃんの前に現れたのは、例のカバンを持った水原でした。
10巻 あらすじ
るかの“彼女宣言”で、和也への不信感を一層募らせたマミ。そんなとき、水原とばったり遭遇!? しかもその手には、和也宅で見かけた“あの”鞄! 疑念を深めたマミはついに、“事の発端(おばあちゃん)”にたどり着き──…? 動乱の予感、第10巻! 水原との制服デートなど、ドキドキイベントも見逃すな!
10巻の雑な紹介
和也の部屋に置いてあったカバンを持っていた水原。
マミちゃんは今も和也と水原に繋がりがあることを確信し、2人の事情を探ろうとします。
いつも通り水原をレンタルしようとする和也ですが、水原がフレッシュクラスから昇格してレギュラークラスになっていることを知ります。
料金は上がった事を気にせずにレンタルしようとした和也ですが、「もう少し欲張りになっても・・・」と思い直します。
そして選んだ選択肢は制服で遊園地デート!
男子なら誰でも夢見るシチュエーションでのデートが始まります!
夢のデートの帰り道、水原から別の舞台に呼ばれていること、レンカノをやめる話も継続することを知らされます。
レンカノを辞めることよりも水原が夢に近づいていることを喜ぶ和也。
水原が夢を叶えるために、何かできることがないかと考え始めます。
夢のデートから数日、毎年恒例行事の実家で和也の誕生日パーティーの時期になり、水原の誕生日も一緒に祝うことになりました。
・・・が、水原は用事で後から参加となり、代わりに最初から参加したのはるかちゃん。
水原がいない中で、和ばあちゃんの好感度を高めていきます。
るかちゃんが和ばあちゃんにより接近しようとし大ピンチの中、和也に水原から個人LINEで電話が!
10巻で押さえたいポイント
マミちゃんだけが知っている秘密

カバンのやり取りをした水原とマミちゃんですが、水原は常に「?」のついたやり取りになっています。
そりゃ、なんでそんなにカバンの話なんか?って思いますよね。
会話に困ったとしても、カバンに対する質問の聞き方が変ですよね。
水原自身も話の流れや、マミちゃんが可笑しいと思っていることに引っかかるところがある様子。
いずれ・・・マミちゃんとの最終決戦辺りで、水原がカバンを置いていたことに気づくのではないかと思います。
和也を守った水原
マミちゃんと別れ際、もう和也とは会っていないか問われた水原。

まぁ、まだ会ってますとは言えないですよね。
ですが、嘘を答えた理由は水原自身の保身ではなく、マミちゃんは「和也の想い人」のため、そこの関係をなるべく傷つけないようにするための回答だと思います。
しかし、マミちゃんは本当に悪い人ですね。
こんな質問に意味はないんですよ。
カバンの持ち主を水原と特定したことで、カラオケでの警告以降も和也と会っていることは確実なんですから。
じゃあ、質問した意味は?というとただイジワルをしたかった訳ではありません。
マミちゃんからすれば「水原と和也の関係性」を知りたかったんだと思います。
まだ会ってましたと正直に言えば、隠すほどの事情があるわけではないと。
逆に会っていないと嘘を言えば、隠さなければいけない関係=隠すべき事情があると判断したのかなと。

(会ってないんだね)わかった
じゃないんですよね
(会ってないと嘘をつくんだね)わかった
ですよね。
せっかく鎮火しかけていたマミちゃんの反乱がまた始まっちゃったよぉ・・・・
墨ちゃんの帽子
水原との夢のデート中、墨ちゃんが男性物の帽子を選んでいる姿がありました。

魚マークが入っていること、和也の誕生日を前回のデートで知ったことから、この帽子は和也へのプレゼントですね
帽子という選択肢は前回のデートの際に帽子が似合うことを確認していました。

魚は・・・なんだろう。
水原から聞いたか、和也のスマホケースが魚柄なのでそこからでしょうか。
いずれにせよ、墨ちゃんから祝われるイベント確定です!
あなたのためじゃなければ誰のため?
誕生日パーティーに呼ばれた水原ですが、小百合ばあちゃんのお見舞いもあり開始時間には間に合わないそうです。

和ばあちゃんのため?
今まではその理由でした。
今回もその理由はあるでしょうが、それだけでしょうか?
そもそも、今までの昔の水原であれば”行かない”という選択肢になっていたかと思います。
ですが、今回は遅刻しても参加しようとしていますね。
水原自身も和也と過ごす時間が欲しいため、なんとかお見舞いの時間の都合をつけてでも行こうと、水原自身のためではないでしょうか?
それに「レンカノ辞めるまでは”彼女”だし」と言うセリフ。
レンカノの間は自分が彼女だと主張しているようにも思えます。
もう水原の行動全てがデレに見えて仕方ないんですよね。
誕生日会のメモ
和也と水原の合同誕生日。
水原は和也の実家を知らず、水原は後合流のため当然場所を伝えなければいけないのですが・・・

和也が使った方法は今まで通り紙での連絡でした。
それを見て水原が思ったことはなんでしょうか?
和也の実家に行くことに緊張しているから・誕生日パーティーを楽しみにしているとかも考えられるんですが、それよりも和也が連絡手段にLINEを使わなかったことが気になっているんだと思います。
笹パイグループとの居酒屋の一件の後、和也と水原はお互いの個人ラインアカウントを知りましたが、お互いに友達登録に踏み切れていませんでした。
和也は和也で悩み、水原も水原で同じように悩んでいました。


ただ、お互い1人の時に悩んでいるだけで、相手がLINE登録に悩んでいたかどうか知らないんですよね。
和也からしてみれば、水原から登録してくるなんてありえないと考えていますし、
水原からしてみれば、今回紙の連絡手段をとったことで、LINE登録しないんだな=好意を持たれていないんだなという想像に至っているんじゃないかと思います。
連絡手段一つで悶々とするんですから、強い姿を見せていてもやっぱり乙女ですよ。超かわいい。
水原?一ノ瀬?
るかちゃんの猛攻撃の最中、水原から和也の元に電話がかかってきます。
要件は誕生日会に遅れる旨の連絡でした。
あれだけ悶々と悩んでいたLINEの友達登録ですが、遅れるのに連絡しないわけにもいかないので、止むを得ず(結果的にはいい理由になった)個人アカウントで連絡をしました。
ま、それはいいんです。
気にしているのは友達登録したことじゃないんです。

和也は水原からの電話を和ばあちゃんに取り次ぎました。
基本的に電話の場合はスマホの画面は消えず、連絡相手が表示されています。
画面を切り替えて電話を続けることはできますが、和也がすぐに渡しているところみると画面はそのまま渡しているように見えます。
なので当然、画面には水原の名前が表示されているでしょう。

こんな風にね!!!
でも和ばあちゃんに名乗る時は「水原千鶴」です。

スマホの画面を見ていないと言うことも考えられますが、和也は和ばあちゃんに渡す際に「水原から」って言ってないんですよね。
空気的には水原からだとわかる状況ですが、それを確認するために画面は見ないでしょうか?
画面を見ずに電話にでるでしょうか?
まぁ一ノ瀬or水原問題については1巻ですでに出てきているので、和ばあちゃんには今更の事実であり、スルー推奨な案件だと思います。
逆に言えば、ここでスルーされるってことはやっぱり和ばあちゃんは前から気づいていたという証拠にもなるかなと思います。
和・小百合ばあちゃんがどこまで何を知っているのか気になりますね。
後編へ続く!
前編はここまで!
え?10巻終わったって?
いやいや、10巻最大の盛り上がりのあのデートを飛ばすわけにはいきません!
後編ではそのデートの感想を書いていきます!
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