彼女、お借りします の8巻感想・考察です。
執筆時点で13巻まで出版されていますが、8巻までのネタバレ範囲内で感想・考察を行います。
今回は1本の記事で収まりそうです。
前回の感想記事もぜひみてください!
Contents
彼女、お借りします 7巻 振り返り
7巻は「君がいいっ!!」からのスタートでした。
咄嗟にごまかしてその場をしのいだ和也でしたが、水原は何やら思うところがある様子・・・
水原への思いを抑えきれない和也は、今後のレンカノの運命を左右する舞台を観に行きます。
舞台は水原の大活躍で終わるも、演出家の目に留まり次の仕事に繋げたのは主演の汐織ちゃんでした。
落ち込む水原に和也は精一杯励まし、水原の女優の夢を応援していくことを宣言します。
そして季節は新しい春になり、和也は2年生になりました。
水原とのレンカノデート後、待っていたのはオフタイムのバッセン&病院へのお見舞いでした。(デートではない)
さゆりばあちゃんの前で改めて水原への想いを確認した和也。
帰宅後、和也の部屋に訪ねてきたのは鍵を無くした水原でした。
彼女、お借りします 8巻 あらすじ
“お客さん”から“お隣さん”へと昇格(?)し、少し近づきつつある、和也と水原。そんないい感じの空気もつかの間、忍び寄るのはマミの影! さらには、るかの策略で、和也は水原に、とんでもない“誤解”をされてしまい──…? 楽しい日々には試練がつきもの! 想いと絆が試される第8巻、スタート!!
8巻の雑な紹介
鍵を無くした水原が訪ねてくるというラブコメ特有のワンチャン期待できる展開ですが、待っていたのはマミちゃん襲来という悪夢でした。
隠れてその場をやり過ごすも、マミちゃんは和也の部屋に置いてあった女性物のカバンが気になる様子・・・
一方”仮カノ”のるかちゃん。和也の部屋にご飯を作りに来てそのままお泊りに。
所持品には"念のためのアレ"があったものの、和也のエスコートもあり”忘れられない夜”を過ごし、それをお隣さんに宣言して帰って行きました。
水原には何もしていないことを伝えるも、信じてもらえなかった和也。
水原に誕生日が近いことを知り、プレゼントを送りつつ誤解を解こうとしますが、肝心のプレゼントが決まりません。
困った和也は相談相手に墨ちゃんレンタル!
久しぶりの墨ちゃんデート回!!
8巻で押さえたいポイント
上和也、下水原

ベランダで水原をお尻を触った結果こうなりました。
・・・が、ちょっと待て

どうしてこの状態から水原が下になるのか・・・
まぁ野暮なツッコミですね。ラブコメには往往にしてそういうところもあるものです。
それよりも押し倒された後の水原が口を紡ぐシーンがいいですね。

和也の想像では、バコーン!と月まで殴られる想定でした。
実際、1巻で病院のお見舞いに駆け込んだ際、水原宅に押し寄せた際はバチコリやられてます。


まぁ女性であれば当然の反応ですね。
ただ、今回は手も上げなければ声を発することもありませんでした。
正確に言えば「何かを思ったものの声に出さなかった」が正しいですね。
「・・・」があるので何か考えてはいるものの、言葉を飲んだのでしょう。
何を思ったんでしょうかね。
いろいろと考えられるので難しい考察ですが、やっぱり和也との仲が進展していることから、水原自身この体制を受け入れたい反面、るかちゃん・マミちゃんのことが頭をよぎったのかなと捉えられます。
その折衷案が、静かに「どいてよ・・・」と告げることだったのかなと。
この体制が嫌であれば反射で月まで殴ればいいし、受け入れるならどいてもらう必要がないですからね。
ダークサイド・マミちゃん襲来!
ラブコメの定番、お部屋デート(デートではない)でしたが終わりは突然やってくるものです。

結果的に何事もなく去りましたが、マミちゃんの記憶力は凄まじいですね。
マミちゃんの中ではカバンが誰のものかは確定できていませんが、少なくとも男性が持つカバンではないので、ここから執着して相手探しを始めます。
そもそもマミちゃんのこの執着はなんなんでしょうね。
前回のカラオケデートでウサ晴らしは済んでいるような気もしますが、去り際にイロイロ言われたことで水原にまだイラついているのか・・・?
もしくは和也に対してはレンカノのことを何も告げていないので、部屋で告げて終わりにしようとしたのか。
いずれにせよ、ここから何をしてくるのか楽しみです。
水原の両親がいない・・・ことを話した問題
前々から雰囲気はありましたが、水原の親族はさゆりばあちゃんだけでした。

1巻で和也、和也父、和ばあちゃんが一緒にいるところを観ているシーンの表情、
3巻で温泉旅行に木下一家はいるものの、一ノ瀬一家はいなかったこと、
4巻で検診の付き添いLINEでの表情、7巻での花瓶の水交換・・・
出す必要性がないと言えばそれまでですが、それでも水原の両親は余りにもでてこなかったんですよね。
まぁ、いないことはいいんです。
大事なのは「両親がいない」というパーソナルな部分を和也に告げたということです。
「レンカノと客」の関係であれば話す必要性のないことです。客に話せる内容じゃありません。
「フェアなお隣さん」になったことで触れることができるようになった話しなので、2人の関係性が進んでいることを示すシーンでした。
夢を見れない和也
作中で何度か「和也は夢を見続けられる」を象徴するシーンがありました。
ただ、今まで描かれた夢は「アサガオが咲くこと」「水原の夢を追うこと」であって、和也の将来的な夢の話はでてきませんでした。
ただ、和也が語らなかっただけで将来は”実家を継ぐこと”を見据えているそうです。

これちょっと辛い場面なんですよね。
実家のコンビニを継ぐことを悪いと思ってないとは言え、夢を追える和也が自分自身の夢はないっていうのは和也の人間性と反している状況になっています。
だからこそ、水原の女優という大きな夢を応援したいと思っているのでしょうね。

右のページは夢を追える水原への憧れからのセリフ。
左のページは水原への好意からのセリフ。
そんな捉え方もあるかなって思います。
水原だけがやらしい
るかちゃんを泊めたが何もせずに夜を過ごした和也。
るかちゃんの「忘れられない夜」宣言はしっかり水原に聞かれており、和也は真実を告げますが・・・

和也は正直に伝えているのですが、残念ながら嘘をついている時の反応です。
水原はそれを見た上で「嘘」と言っているので、和也を理解してきている証拠かなって思いますが、同時に信用のなさもでてるなーって感じです。
(和也を信頼していないのか、男の人を信頼していないのかはなんとも言えないところ)
その後の部屋に戻るまでの水原の反応が嫉妬してそうな反応でそれが激かわでした。
後ろ姿だけで表情は見えませんでしたが、どんな表情をしていたのでしょうかね。
また、るかちゃんの宣言を水原はめちゃくちゃ気にしています。
気にしている理由が知り合い同士が一線を超えたからなのか、自分の隣の部屋で一線を超えたからなのか、和也だからなのか。
なんにせよ、何もなかったのに勝手に嘘と思ってやらしい事を想像している水原が激かわです。
清純そうに見えて結局エロいんですよ。
8巻のかわいい水原まとめ

今回は1枚。和也の部屋に入ったシーンの水原です。
8巻は水原よりもマミちゃん、るかちゃん、墨ちゃんの出番が多かったので。
しかし、こんなに可愛い子が部屋にいたら大変なことになるな・・・
8巻時点でのキャラ相関図

色々なキャラが出てくるとごちゃごちゃしますね。
試しで色をつけてみましたが、イマイチいい出来じゃないなーって感じ。
内容ですが、るかちゃん・マミちゃんにイベントがありましたし、肝心の本命・水原がちょっとだけ遠くなって終わった巻かなって思います。
というか。6巻、7巻と水原に近づきすぎていた説もありますね。
次回は9巻。
水原の誕生日祝いからスタートです!
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