彼女、お借りします の13巻感想・考察 後編です。
やっと13巻に追いついたので、やりたいことやりきった感ありますね!
・・・まぁあと2週間で14巻発売するんですけど。
13巻前編もぜひ見てください!
前回の感想記事もぜひみてください!
Contents
彼女、お借りします 13巻 あらすじ
たった一度の“レンタル”で、輝き出す“リアル”がある。 都内在住のダメダメ大学生、木ノ下和也(20)。ある日、“ワケアリ”の超絶美少女、水原千鶴との出会いをキッカケに、彼の人生は大きく変わり始めて──!? 「銀幕に映る自分の姿を、おばあちゃんに見せたい──」そんな水原の夢を叶えるため、和也が動く!! クラウドファンディングで資金を集め、水原主演の映画を製作することを決意する。しかし、その道は想像を超える険しい道のりだった……!! “女優”と“プロデューサー”、新たな関係で始まる“2人の夢”編、開幕の第13巻!!
後編で触れる部分
後編では和也と水原の部屋での打ち合わせから、水原と小百合ばあちゃんのやりとりを追っていきます!
長くなるぞ〜〜
13巻で押さえたいポイント
お部屋デート開始!
ベランダでの打ち合わせができなくなった和也と水原ですが、そんな状況で水原がとった手段は和也の部屋で打ち合わせでした。

いくらみにちゃんにイジられたからと言って、わざわざ宣言するってことは照れ隠しなんじゃないの?って思ったり思わなかったり。
水原の本心はわかりませんが、通算5回目の和也の部屋での2人きりですね!
僕たちの知っている和也がいない
正直、和也はクラファンを勢いで決めたと思っていました。
そして勢いはいいものの、最初からつまづいていくのかなって。
水原も言っていましたが、「できる」って言う無計画さこそが和也なんですもん。

( ゚д゚ )

これには水原さんもびっくりですし、読者の我々もびっくりです。
予算計算だけではなく撮影のアポも撮り始めてますし、数日でここまで準備できたことは素直にすごいですね。

お金の話がでてくると、現実感湧きません?
必ず叶うと信じてきた夢が、明確に道となって見えてきたからこその回想だと思います。
だけどやっぱり誤解されそうな和也の想い
和也の立場からすれば「好き」という気持ちを悟られるわけにはいかないため、距離を近づきすぎないためにプロデューサーと女優の立場を明確にしておく必要がありますし、水原の夢ではなく和也自身の夢であることを強調しなければなりません。


だからこそ、プロデューサーと女優の体を保つためにギャラも用意しますし、自分の貯金は自分の夢のために使います。
隠さなければいけない想いがあるから仕方がない反面、これらの行為が水原にはどう見えているんでしょうか。
和也が水原のことを「スキではない」と発言してしまっている以上、すごいお人好しが自分の夢を応援してくれている、と捉えられていてもおかしくないんですよね。
でも水原も「どうしてそこまで自分のために尽くすのか」と聞いたことはないんですよね。
思っていても不思議ではないぐらいの和也の行為ではありますが、水原がどう思っているのか気になります。
オムライス!

うまそう・・・
だけど食べることに必死な和也にかけた一言がまた抜群でしたね

最高に乙女でかわいすぎるんだが!!!!!!!!!!!!!!!
13巻で一番好きなコマですね。神。。。
オムライスと布団とえりえーる
考察じゃないんですけど、るかちゃんと鉢合わせた際の和也の部屋の状況がね・・・

オムライス以外はマジで関係ないんだよなぁ・・・
しかしクッション二つに布団が一つとえりえーるの丸めたゴミはなんとも生々しい。。。
濡れ衣を着せられるのは和也の普段の行いが悪いからですね。
オムライス・カレー戦争
何事も水原には負けたくないるかちゃんです。
当然、「水原オムライス」と「るかカレー」のどっちがおいしいのか気になっています。

これ、本当にあっちを立てればこっちが立たずですよね。
和也はるかちゃんのご機嫌をとるためにカレーを選択し、水原にアイコンタクトで「わかってくれるよね?」という合図を送ります。

うなずいてくれた水原ですが、果たして本当に理解してくれているのでしょうか?
いや、理解していても理解していなくてもどっちでもいいや。

どちらにせよ、和也がカレーを選んだことを引きずっているのがいいですよね。
こんなに嫉妬心あるようなキャラじゃなかっただけに、和也に選ばれなかったことを引きずっているのが普段のレンカノ水原と違い、より生の水原感があって魅力的です。

ちょっと拗ねているような水原も激かわです。
水原から和也への手料理は一旦ストップしてしまったので、次があるとすれば付き合ってからですね。
付き合って1発目の料理は間違いなくカレーでしょうし、「るかちゃんのカレーとどっちがおいしい?」という意地悪な質問まで浮かびますね。
親にはなんでもお見通し
小百合ばあちゃんに映画の相談に来た水原ですが、あっさりと和也が絡んでいることを見抜かれます。

まぁ、ばあちゃんといえど親ですからね。子供のやることなんてお見通しです。
でも子供にはなんでバレているのかわからないんですよね。世の中の不思議です。
前も書きましたが、なんでもお見通しだから和也と水原が嘘の関係だって言うことをバレていると思います。
人は誰しも補い合って生きていく

ちょっと嫌な話をすると、じいちゃんの遺言が「夢は叶う」であれば、小百合ばあちゃんが水原に残す言葉はこの言葉だと思います。

ばあちゃん
人は誰しも補い合って生きているの
実は水原も一番最初に似た様なことを言っていたんですね。



皆 心に空いた穴を"仕事"とか"恋人"とかで埋めてるのよ
「心に空いた穴」は、小百合ばあちゃんの言う「足りない何か」と同意義かなと思います。
ただ水原と小百合ばあちゃんの違いは、自分の弱みを「認める」か「認めない(隠す)」かですね。
水原は前から言われている通り、弱い自分を強い自分で覆っています。
言い換えれば本当の自分を隠していますし、他人に見せないということは弱い自分を認められたくないという表れでもあります。
逆に弱さを認められるのは和也ですね。
以前小百合ばあちゃんのお見舞いに来た際にも、弱い自分を認められていると言われていました。

小百合ばあちゃんは「完全無欠の人間なんていない」と言葉にし、和也については「普通の大学生のような弱さも持っている」と足りない部分を言いましたが、水原については「魅力的な女性」と長所を言うに止まりました。
小百合ばあちゃんの言葉通りであれば、水原にも補うべき足りない何かがあるはずですが、それを明確に口にはしませんでした。
でも本当は口に出した長所であるべきことが、水原の足りない何かなのかもしれません。

ばあちゃん
身なりも綺麗で
真面目で努力家
品があって心優しく
我が孫ながら立派に育ってくれた
どれも素晴らしい努力ですが、一方で自分を飾って強く見せるために無理をしているとも捉えられます。
決して悪いことではないのですが、本当の水原ってどうなんでしょうか?

本当の水原とは弱い水原を指していると思われます。
小百合ばあちゃんは「ちづるは自分の弱さを受け止めるのが少し下手」と言っていました。
水原が弱い自分に直面した際に、弱い自分を否定せずに認められる様に導ける存在こそが和也であると小百合ばあちゃんは信じているのだと思います。

7巻での舞台の結果が実らなかった時や12巻でのおじいちゃんの回想で弱い水原が表現されたものの、まだ弱い自分を認めることには至っていないと思います。
弱い水原がでるのは、残念ながら小百合ばあちゃんの死を迎えた時である可能性もありますね。
小百合ばあちゃんの死に対して、散々準備はしてきた、後悔しない様にしてきたと強がっている水原が描かれている一方で、準備では想像できない様なショックであることも間違いありません。
そんな弱い水原がこの言葉を思い出し和也に救われることで、弱い自分を認めること、補ってくれた和也への想いが明確になったりするんでしょうか。
12巻の感想記事でもクラファンの展開予想をしましたが、最後に待ち受けている結末が非常に気になります。
小百合ばあちゃんの言葉をどう受け止めたのか①

丁度上の小百合ばあちゃんのコマに続いてのコマでした。
水原のこの表情は、小百合ばあちゃんに対する「嘘」について考えているのかなと思います。
小百合ばあちゃんは和也と水原がふさわしい2人だと言ってくれているものの、実態は付き合っていない訳です。
このまま行けば小百合ばあちゃんは真実を知らないまま天国に行ってしまうわけで、ここまで和也と自分のことを言ってくれているのに嘘をついたままでいいのかと言う葛藤の表情かなと考察します。
小百合ばあちゃんの言葉をどう受け止めたのか②
小百合ばあちゃんの言葉を水原の中でどう解釈したのかはわかりませんが、この水原はより自然な感じで取り繕っていない、本当の水原に近いのかなという印象を受けました。

感覚ですけどね。憑き物が取れた様な印象を受けました。
「いい人」が「性格がいい人」なのか「水原にとっていい人」なのかはわかりませんが、きっといろんなことが混じり合っての「いい人」なのかなって思います。
13巻のかわいい水原まとめ

自分の部屋にこんな可愛い子がおっていいんですか・・・?
しかもラフな格好とか・・・
よく見たらえりえーるさん準備万端じゃないですか・・・
13巻時点でのキャラ相関図

和也と水原の関係が「フェアなお隣さん」から「プロデューサーと女優」になり、新キャラみにちゃんが登場しました!
水原と和也の間の線も好きからさらに付け加えました。
マミちゃん墨ちゃんは出番なし!
次回は14巻!
次回は14巻。
第一関門のクラファン資金集め編、スタートです!
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