ひげを剃る。そして女子高生を拾う。のアニメ第5話の感想記事です!
5話は「現実」!

Contents
案内される側がついていく構図
沙優に会うために吉田家に行くことになった後藤さん。

付き合ってない2人なので吉田の家の場所を知るわけもない後藤さんですが、先陣を切って歩いてますね。
普通逆じゃないかと思いますが、何がなんでも沙優に会いたい後藤さんとできれば合わせたくない吉田っていうお互いの気持ちがでているような構図でした。
吉田の嘘バレ
吉田は最初、後藤さんに沙優の素性について嘘をついていましたね。
昔馴染みの子なんですが、家出したらしく
まぁあっさりバレる訳ですが。。。

原作ではコンビニの買い物中に後藤さんが吉田にカマをかける掛け合いがあり、個人t形にそのやりとりが好きだったので残して欲しかったところ。。。
昔馴染みという言い訳が怪しいのもありますが、吉田の嘘をつく時の変化を見逃さなかった後藤さん。それ一つで吉田のことをちゃんと見てきた証かなと感じます。
軽いイジリがあんまり軽くないやつ
一人暮らしの男性1人とピッチピチの女子高生が一つ屋根の下であれば、否が応でも何かなかったのかイジりたくなるものです。

吉田くんに変なことされなかった?
沙優ちゃんも運が良かったわね
会ったばかりの沙優と打ち解けるための冗談みたいなものですが、言葉以上に沙優にとっては深い意味に捉えられます。
吉田と出会えたこと自体は沙優にとっては良かったことかもしれませんが、そもそも沙優が家出するような事態に遭わなければ沙優が身体を代償にする必要もなかった訳なので、本当に運が良かったと言っていいのかは難しいところですね。
沙優の背景をまだ知らない後藤さんだから仕方ないんですけどね。。。
何もされてないですよ
本当にびっくりするぐらいで・・・
何もされていないから良かった。というのが普通の感覚ですが、沙優にとってはそれが不安を煽る材料で、沙優の感性からすれば本当に驚くことだったんですよね。
後藤さんの言葉は打ち解けるためのジャブの様に見えて、沙優にとっては色々と思うところがある様な言葉でした。
反応に困るからか、沙優はにへら笑いしてますからね。
後で沙優と2人で会話する際に沙優の道のりを知る後藤さんですが、心の中では後悔してるんじゃなかろうかと思います。
逃げを許さない後藤さん
後藤さんと1対1になった沙優。

あなた、いつまでここにいる気?
誰も聞けなかったけど、誰かが聞かなければいけないこと。
沙優はそのことからは目を背け、吉田も優しさから期限を設けることはしませんでした。
ただ、沙優の家出も無限に続けられる訳ではありません。
警察沙汰になるのは時間の問題。そうなったら危険が迫るのは吉田であって、連鎖的に後藤さんにも影響がでます。
でも後藤さん自身は自分のためだけにその言葉を発している訳ではなく、大人だからこそ広い視野での指摘になっているのが良いポイントですよね。
吉田を縛っている沙優が嫌いだからではなく、沙優も助けてあげたいと言う後藤さんの優しさが見えるシーンでした。
でも後藤さん処女だし・・・
沙優のここまでの道のりを知った後藤さん。

その・・・身体を使って・・・

真面目なシーンでこんなこと言うのもアレですが、後藤さん処女なのになんか理解している感じになっているのがちょっと面白かったです。
子供を正しい道に導くのが大人の役目
後藤さんは沙優を『女性』ではなく『女子高生』として扱っていて、言い換えれば『大人』ではなく『子供』として扱っているんですよね。
子供を正しい道に示してあげるのが大人の役目。
だから時間がかかっても、逃げてばかりではなく答えを探さないと永遠に解決しない問題であると言うことを教えてあげる。
それが後藤さんなりの優しさ。


過去のこととしっかり向き合って、必ずここを出て元いた場所に帰ります
自分のためにも、吉田さんのためにも
いつかは訪れる家出の結末。それがどんな時になるのかを理解しているからこそ、沙優もまた決意を言葉にできたんだと思います。
沙優を抱きしめる後藤さんは、まるで母と子の様にも見えましたね。
柚葉にブーメラン
吉田と柚葉の掛け合いも見どころ多かったですね。
吉田自身は後藤さんが今も好きで沙優は保護しているだけで恋愛感情はない、と言いますが、一方で沙優を切り捨てられない優しさが柚葉の価値観とは合いません。

あんまり良い人すぎると、本当に欲しいものが手に入らなくなっちゃいますよ
柚葉からしてみれば現状は沙優、後藤さんに次いで3番手扱い(というか吉田の中で3番手が存在していない?)です。
柚葉の指摘通り1番手と2番手が定まらない吉田ですが、吉田の気持ちが整理されてしまうと普通は1番手に思いを馳せるはずですから、柚葉の立ち位置がより悪くなってしまいます。
・・・にも関わらずこんなアドバイスを送る柚葉。
柚葉もまた”良い人”なので、吉田だけじゃなく柚葉にも当てはまる言葉でした。
振り出しに戻る
吉田との約束は『後藤さんからの告白』でしたが、沙優とのことを応援する立場になってしまったため、当分は叶わぬ夢になってしまいましたね。

結局、沙優の問題を解決しないことには吉田の恋路は何も進まないことになったので、これから沙優の闇がどう解決されていくのか、その道中で吉田と沙優の気持ちの変化がどうなるのかが見どころです!
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コメント
尺の関係で、後藤さんの説教が短くなったり、沙優の恋心が分かるシーンが曖昧になったり、小説を読んでから見ると、残念なところがありました。
沙優の「何もされてないですよ本当にびっくりするぐらいで・・・」の台詞は、原作では女として見てくれない残念さが滲んでいると感じたんですけど、アニメではどうでしょう? 目を逸らして喋っていますので、本心を隠そうという感じは出ていますね。(反らすタイミングは、後藤さんが目を細めてからのほうが分かりやすいのですが)
その次の「運が良かったわね」での作り笑顔は、反応に困っての、にへら笑いですね。
後藤さんは処女なのに沙優の気持ちが理解できるか(共感できるか)については、共感できると思いますよ。
逆に「好きでもない男性に抱かれるのが好きでした」は共感できない感覚でしょうが。
男だとさらに初体験についての意見は出ても、「好きでもない男性と~」の感覚は理解しがたいと思いますね。私も教えられて分かった感じです。
その人の性格、人生観、価値観にも左右されますが、身を削る、精神を擦り減らす感覚に近いと思います。
三島さんの語りですが、恋は触れても「親子愛」について触れませんでしたね。
私は吉田の沙優への行動原理は家族愛だと1話から思っており、だから一番であることが大前提だと思うんですよね。恋人は2番とかじゃなく、我が子と恋人は比べないでしょ、的な理屈です。
ここで吉田が、「1番とか2番とか関係ないだろ。沙優がいることが大前提何だよ」と言い返せないところが、吉田はまだ親の気持ちでいることに、無自覚なところがあるんだろうなと感じました。
どうしても削られるところはでてきますからね。。。
大事なシーンこそ削らないで欲しいところではありますが、それでも尺は決まっているので仕方ないですね。。。
>>後藤さんは処女なのに沙優の気持ちが理解できるか(共感できるか)については、共感できると思いますよ。
そこについてはその通りだと思います。
同じ「女」として理解できる部分は色々あるとは思いますが、処女の後藤さんがあの場面で何をどれぐらい想像してたのかな、と妄想するとちょっとおもろいなとは思いました。
(真面目なシーンなのでアレコレ考えることはしないとも思いますが。。。勝手な妄想ですw)
>>家族愛
確かに触れませんでしたね。
行動原理は親に近しい物だとしても、今の意識としては大人として子供を保護した、という思いの方がまだ強いから浮かばなかったのかなとも思います。
返信ありがとうございます。
>>行動原理は親に近しい物だとしても、今の意識としては大人として子供を保護した、という思いの方がまだ強いから浮かばなかったのかなとも思います。
近いようで、仰るように違いますね。深いですね。
1話感想で私、「ギブアンドテイク」の言葉を使いましたが、頂いた返信で私の言葉の使い方が悪かったなと思いました。
言葉の使い方は難しいですね。
ギブアンドテイクは特に悪かったとは思いませんでしたが・・・
むしろ自分としては、通りすがりさんの考察が深くて、自分が全然ついていけてないかなという感じはあります。。。
自分なんかよりもひげひろを深く考えられているので、色々と勉強になります。ありがとうございます!