「彼のことが好きなの?」
海くんがついに確信に迫る!
レンタルから始まり、フェアなお隣さん、女優とプロデューサーと様々な関係を気づいてきた和也と水原。
その関係を経て、水原は和也のことをどう思っているのか?
そんな127話 最終日と彼女⑤のネタバレありの感想記事です。
前回記事はこちら
かのかりのトビラページをまとめた記事も投稿しています。
よければこちらも見てください!
一度はかわそうとした水原
「彼のことが好きなの?」
海くんから告白まがいの言葉を伝えられ、かわした水原に突きつけられた一言です。

海くんに問い詰められた水原ですが、一旦は逃げようとしました。
それでも逃げることを許さないのがイケメンの海くんです。

なんとかはぐらかせたい水原、それを許さない海くん。
言葉こそ交わしていないものの、お互いが目だけで牽制していますね。
水原も海くんから自分に向けられているものが恋心だと確信しているでしょう。
であれば、恋心を大事にする水原はこれ以上はぐらかす訳にはいかなかったのかなと思います。
逃げ道を許さない海くんと、海くんの恋心に真摯に向き合った水原から生まれたのが、この後の和也をどう思っているのかの回答だったと思います。
海くんが”彼”を気にする理由
海くんは水原の変化に気づいていた様です。


何をするにも落ち込んでいる、というのは誕生日パーティー中に小百合ばあちゃんが倒れた時期以降ですね。
水原の夢である「スクリーンに立っている姿を見せる」が叶わなくなりつつあった状況でした。
夢が叶わなくなる、そして唯一の肉親がいなくなる。
相当落ち込んでいたのでしょう。

和也から映画作成を持ちかけられる直前の水原です。
落ち込んでいるものの、それでも気丈には振舞っていました。
・・・が、海くんにはお見通しだったそうで。。。
それでも映画作成を機に元気を取り戻したそうです。
理由は簡単、夢が叶うかもしれなくなったから。
(和也がプロデューサーだから、という理由ではありません)
ただ、海くんからしてみれば落ち込んでいた水原を元気付けられた存在の”彼”。
水原が”彼”のことを話す表情を見て、好きなんだろうという考察になったんでしょう。
少なくとも、落ち込んでいた水原に海くんは何もできませんでした。
普通に見れば海くんの方がステータスも高い男性で、海くんの方がスペックは高いでしょう。
それでも好きな女の子を元気付けられたのは海くんではなく和也です。
海くんの言動を見直すと、”彼”の人柄を聞いているシーンがありました。

”彼”に興味を持っていたのは、水原が好意を抱いているという理由だけではなく、海くんにできなかったことをやり遂げたことにジェラシー的な感情を抱いていて、そこからの言動だった様に思えます。
まだ明言しない水原

まず一つ言いたいのは、神作画ですよね。
水原の美しさが申し分なしに表現されています。
水原の肝心の回答は「好きじゃない・・・けど好きじゃなくもない」でした。
なくもない の意味合い
ないわけではない、少しはあるという意味の表現。あるかないかと問われればある、といった消極的な意味合いで用いられることが比較的多い。
まぁ、アリですね。
これで和也のことを好きじゃなかったらガチで天然の男たらしなので、対男性理性破壊兵器と名付けた和也は後世にまで語り継がれるべき名付け親だと思います。
しかし、まだハッキリ好きとは言わないんですね。
前回の感想記事で書いた通り、水原に気があるのであれば海くんには正直に答えると思っていました。
理由はバレないから。(と海くんの恋心を真摯に受け止めて断るため)
水原が消極的な言葉で、「好きじゃない・・・けど好きじゃなくもない」と言った理由はなんでしょうか。
① 和也との関係、るか・マミちゃんの問題から好きじゃないと思わなければいけないと思っている反面、やっぱり本心は好きなのか。
② 水原としては好きじゃない、けど一ノ瀬としては好きじゃなくもない、という水原ならではの2面性からの回答なのか。
③ 海くんの質問からは若干ズレますが、(和也は水原のことを)好きじゃない、でも(水原は和也のことを)好きじゃなくもない。という意味合い?
いずれにせよ好きであることを肯定はしたものの、消極的な意味の言葉を使っているので何か踏み切れない理由があるということですね。
まぁ、やっぱり和也との関係を壊せないから、自分の気持ちも抑えなきゃいけないと思っているんだと思います。
レンカノと客、フェアなお隣さん、女優とプロデューサーはなかなか恋人に進展しない関係ですし、お互いに恋愛感情はないと言質を取り合ってしまっている状況はなかなか脱せないですよね。
和也か水原、どちらかが一歩踏み出さないとデッドロック状態ですね。
個人的には映画撮影中はこれ以上進展しないと思いますが、そのあとマミちゃんがこのデッドロックを壊してくれるんじゃないかと思います。
未来視点の和也

「当時の俺は」という表現は、昔を振り返る際に使用する表現です。
つまり、未来の和也がこの日の出来事を振り返っている状態です。
しかも当時は知らずということは、未来の和也は知っている状況だということです。
ではいつの和也が振り返っているのでしょうか。
和也は水原と海くんの話した内容を知らないので、人から聞くしかありません。
それができるのは当事者の水原か海くんだけですが、海くんがわざわざ和也に伝える理由がないので、間違いなく水原から伝えているのでしょう。
海くんとのやりとりは水原が和也を好きかどうかでした。
では、水原が和也を好きかどうかを和也に話す状況とは一体どんな状況でしょうか。
僕は和也と水原が付き合ってから、和也が「いつから自分のことを恋愛対象として見たのか」という質問をした状況だと推察します。
和也としては本当に疑問な部分だと思うんですよね。
元々は嫌われていたわけですし、そこからお隣さん、女優とプロデューサーと関係が変化していったものの、水原が和也のことを好きだと和也に悟られるシーンはほぼありません。
(読者視点では多々ありますが)
であれば、付き合い始めたら聞くんじゃないかなーって。
それで、水原がこの日を思い出したんじゃないかなと。
でも好きになったのは海カノ編、水原がその思いを強く認識したのはフェアなお隣さん以降だと考察しています。
海くんとのやりとりを境に好きになった訳じゃないと思うので、聞き方自体はもう少し別かもしれませんね。
そう考えるとあれですね、和也が「海くんからあの日告白されなかったの??」とか聞いた説もありそうですね。付き合い始めてから。
すべては努力のおかげ
クラファン大手サイト、キャンプファイヤーのオススメ記事に乗るのは一筋縄ではないかないと言われていましたが、担当の清水さんは和也が街頭でビラ配りしているところをみて、本気さを感じてくれていました。

それでも最後はオススメに掲載してくれました。
何もわからないまま始め、最初はクラファンをナメているのか扱いされていましたが、努力によって実を結んだ結果だと思います。
(清水さんが呼ばれた理由が気になる)
また、海くんをフった水原ですが、海くんは約束通り宣伝RTをしてくれました。

かのかりの世界では男はバカなんです!だからいいんです!
やっぱり海くんはイケメンだわ。かっこいいよ。
そして集まった目標額の182万!
和也、水原だけではなくるかちゃん、みにちゃん、海くん、清水さんと関わった人全員のおかげで無事に達成となりました。

守りたい!この笑顔!!
次回は「クランクイン!」
無事に支援金額を集めた和也と水原です。
次からは実際に映画を撮り始めます。
個人的に注目したいのは脚本の内容です。
すでに脚本は決まっていますが、内容については「女子大生の青春劇」としか明かされていません。
ラブコメで学生が映画を撮るってなると、思い出すのはいちご100%なんですよね。
それも3年生の時の東城の圧巻の演技・・・というか素の告白。
あれはとてもインパクトがありました。
かのかりでも脚本の内容が和也と水原の距離をさらに縮めるものにならないかなと期待しています!
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