ひげを剃る。そして女子高生を拾う。のアニメ第6話の感想記事です!
6話は「星空」!

沙優を抱いた男・矢口!
かなりの奇跡ですが、沙優が昔身体を預けた男がまさかの同じバイト先に!

矢口!
半年かけて北海道から東京に移動してきた沙優。その道中で出会ったのが矢口ですが、矢口もまた何か理由があって東京に移動してきたってことですよね。
・・・これって逆に運命的な出会いなんじゃなかろうか・・・
吉田に負けず劣らずの運命力は持ってそうな矢口。

普通に男の子ですね。
まぁ、こんなにカワイイ女子高生を目の前にして、前にヤッたこともあるならこんな目をするのも・・・わからなくもない。。。
吉田が沙優に手を出さないのに対し、人の家であろうともヤろうとするぐらい盛んな矢口。
吉田vs矢口の言い合いもありましたが、現実的なことを言っているのは矢口なんですよね。
吉田の言うことは正しいことではありますが、一方で理想論や夢物語でもありますし、家出少女との関係性は矢口の方が正しい距離感なのかなとも思います。
それでも吉田の中には貫きたい正義があるので、そりゃ話が噛み合うわけもありません。
どっちが倫理的に正しいとか、法律的に正しいとかというより、自分の中の正しさに従う、と言う意味で両方とも正解なんだろうなと思います。

良くも悪くもとても素直で正直者な矢口。
ただのクソ野郎であれば吉田に恨みでも持って沙優のことを言いふらしたりするものですが、「約束したから」という理由でそんなことは一切しませんでした。
ピュアかよ!!!
なんて言うか、憎めないなぁって感じです。矢口。。。
「怖い」と思える沙優の変化
家に泊まるために身体を差し出すのが沙優の当たり前。
・・・だった家出生活。喜んで差し出していたわけではないでしょうが、一方でその当たり前が染み付いてしまい、麻痺してしまった感覚もありました。

矢口に抱かれたところで何もメリットがないという意味では、抵抗するのは当然ではありますね。それでも行為そのものを「怖い」と感じる事ができるのは沙優の変化でしょう。

変化が訪れたからこそ、後悔する過去に変わったという一面ですかね。
消えることのない過去との向き合い方、も6話の見どころかなと思います。
にへらっ
矢口とのゴタゴタを誤魔化そうとした沙優。

沙優チャソのそういうとこ、ホント嫌い
沙優が誤魔化すためにしたにへら笑いを許さなかったあさみ。
吉田に対して『笑顔の使い分け』を指摘できるぐらいには洞察力のあるあさみ。誤魔化しの笑顔が自分に向けられ、辛さを1人で抱え込もうとしていることに対して怒ったあさみは本当に良い子ですね。
にへらっ!
そんなあさみのおかげで、矢口とのモヤモヤが晴れた沙優。

あさみに向けた『笑顔』も、全く別の笑顔ですね。
笑顔の対比がいいなと思ったシーンでした。
あさみ、人生5週目説
北海道から来たと言う沙優の言葉に対して、あさみが返した言葉が個人的にすごく好きなんですよね。

へぇ、めっちゃ遠いじゃん
わざわざ北海道から東京。しかもどう見ても親戚とは思えない男の家に泊まっている。
普通は「なんで」って言葉で聞き返したくなるんですよね。
でも、あさみの洞察力はさすがですね。北海道から来たと言う言葉だけで色々察するところはあったかなと思います。
それで選んだ言葉が、ただの感想。
沙優の言葉を決して急がせず、沙優のペースで話せる様な言葉を考えて選んで口にする。
この状況で返す言葉はこれ以上のものはないと思います。
星空を見ながらのシーンも、引き続きあさみのターンでしたね。


沙優チャソにも歴史があって、で、未来もあって、それってどうあっても沙優チャソのものなんだと思うわ。
あさみの言葉、全部が良かったです。16歳とは思えない慰め方。
真面目な話をしていることをギャル語で誤魔化そうとしているものの、言葉の選び方、伝え方に頭の良さを感じますね。
小説家志望というのもすごく納得できます。


でも、絶対、意味はあるよ。大丈夫。
矢口というトラブルはあったものの、逆に言えばそれによって、あさみと本当のことを話す機会ができたとも言えます。
沙優の辛い過去ではありますが、あさみのいう通りマイナスだけではなく、沙優とあさみを繋ぐ絆にもなりましたし、沙優の家出の結末を見据えることになりました。
あさみのかっこ良さにアッパレですね!チョーかっこ良すぎる!!

なんだこのハゲ!
お父さんの言葉には微塵も賛成できなかったけど
・・・ところで、良い話風なことを伝えたのに微塵も理解されず、おまけにハゲって言われているお父さんが不憫。。。
未来を探すために!
ずっとずっと逃げてばかりだった沙優。
でもやっと、この家出の終わりのことを考えられるようになりました。

アニメも残り6話。
ここからは沙優の未来を見据えたお話。
6月にひげひろ最終巻も出ますし、もしかしたら原作を完全にやりきるかもしれませんね。
と言うか、やってほしい!!
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コメント
矢口の裏設定は全て無くなるので「初めての相手」設定を入れてくるかと思ったら、それはしなかったですね。
矢口は一見正論を言っているように見えるので、そういう反感を買うような設定にすると思ったんですけどね。
矢口の何がおかしいかと言うと、論理のすり替えを行っているんです。
強引に襲ったことが問題でそれを責められているのに、昔はヤってたから問題ないという流れに持っていって話をすり替えています。
しかも、自分から身体を差し出したから和姦だと言っていますが、それは文字面であって、沙優の状況を考慮すれば準強姦ですからね。
同じ犯罪者だから、さらに傷つけてよいわけではないです。そこを矢口は分かっていない。
このことは沙優が矢口と再開した場面で、恐怖で声が震えていることからも分かります。
沙優は口ではギブアンドテイク的なことを言っていますが、決して本心では、割り切っていないことが分かります。
(感覚を麻痺させることで、自分の心の痛みなど考えないようしていたとも言ってよいでしょう)
泊まる手段だったかもしれませんが、もっと辛いものから逃れるための自傷行為だったかもしれません。
(辛いものを置き換えることで、もっと辛いものから心理的に逃れることが出来ます)
あさみの台詞カットはその意味で残念でした。
「既にどこかで傷ついている人は、何かあるたびに新しい傷が増えて、古い傷も増えるんだよ」
ここでの新しい傷が身体を許す行為のことで、そういう日々は心を傷つける毎日だったんだなと感じられます。(あさみは当時のことは知りませんが)
吉田の「なんでそんなに自分のことばっかり傷つけようとするんだ」「お前自身が自分のこと大切にしなかったら、誰もお前のこと守れないだろ」「自分をもっと大事にできるようになって欲しい」はほんとに深い言葉で、漫画、小説、今回のアニメで涙が溢れ止まりませんでした。
今回、足早でしたが、あさみと星空を見るシーンは丁寧に描かれていたと思います。
最後に、初恋の人を出すんですね。私はOPに出ていないので全カットしてくるかと思っていました。
それぐらいして、丁寧に描いたほうが良いアニメになると考えていたからです。
補足です。
「なんでそんなに自分のことばっかり傷つけようとするんだ」は自傷行為を意味しており、「自分をもっと大事にできるようになって欲しい」は自己肯定感を意味していると思います。
私的には矢口自身はわかっていながら、沙優には自分の欲を優先したいがため、吉田には吉田の異常さを伝えるための理由として話したかなとは感じましたね。
当然人によりけりではありますが、切っても切れないのが性欲なので、矢口は自分に正直な感覚が強すぎたのかなと思いました。
(結局準強姦には変わりないんですけど)
吉田と沙優のシーンも良かったですね。
ただ、私的にはおっしゃる通り星空のシーンがとても丁寧に描かれていたので、感想部分はそっちに引っ張られてしまいした。
ネタバレを含んでしまいますが、沙優にとってトラウマの引き金となった「友達」という関係性が、あさみによって改めて構築されたシーンだったので、なおさらいいシーンだなと感じました。
>>初恋の人
そうですね。自分もカットかなと思ってましたがでてくるんですね。。。
キャラクター紹介にも載ってなかったですし。。。
そうですね、星空のシーンも良かったですね。
あさみの両親は子供と向かい合ってないように語られますが、でも、星空が見れる場所なんて、喧嘩したから直ぐに連れて行けるわけじゃないと思うんですよ。
お父さんは何かあったときに連れて行こうと、準備していたんだと思うんですよね。
忙しくて子供と向かえ合えないことが多かったかもしれないけれど、子供のことは気にかけていたんだと分かるし、それが伝わっているから、あさみにとってお気に入りの場所なんだと思いますね。
あえて、あさみと両親のことに触れてみました。