物語は最終盤へ！！
28巻で完結と作者の流石先生が公言している通り、27巻はルイとヒナに怒涛の展開が待っていました。
特にヒナの心情の移り変わりは読んでいて非常に辛いものがあります。
そんな27巻の感想記事です。
1話ごとの感想は別に感想記事があるため、是非そちらもご覧いただければと思います。
Contents
あらすじ
桃源先生の後を継ぎ、執筆活動を再開した夏生。一方で、瑠衣は上司から、陽菜は母親から、予想外の提案を切り出される。夢へと歩み、変わっていく環境。それでも、この想いは変わらない。舞台は、再び一つ屋根の下へ──。
【第256話】先生なら
桃源先生の思いを継ぎ、改めて筆を取ることを決意したナツオ。
それは1人で立ち上がる戦いではなく、ヒナの献身さもあっての再起となります。
これがヒナの「愛」の形
ヒナがずっと、ずっと願っていたナツオの小説家の道が、再び動き始めた瞬間でした。
【第257話】幸せ
ナツオのサポートを続けるヒナ。ただ、それは決して恋を実らせたいという思いではなくナツオの幸せだけを一心に願う思いからの行動です。
偶然出会った柊さんからヒナ自身がそれで納得しているのかと問われますが・・・
ナツオを決して諦め切れていないヒナが、前向きに新しい一歩を踏み出そうと努力している姿は悲しくも美しく見えました。
※個別の感想記事なし
【第258話】二人のこれから
ナツオが前に進み出したように、ルイもまた日本でサブチーフを任されることが決まります。
結ばれた2人の未来が明るくなっていく中、驚きの事実が・・・
間違いなくルイENDが確定した瞬間でした（この時はそう思ってた）
【第259話】発覚と報告
妊娠が発覚したルイ。
嬉しい思いとナツオとルイの仕事が順調に進んでいる時期での出来事に動揺を隠せず、申し訳なさを感じてしまいます。
そんなルイにダニエラ、ルイパパ、ナツオがかける言葉はルイを励ます最高の言葉でした。
【第260話】ルイの帰国
ルイの海外研修も終わりを迎え、ついに日本に帰国。
そしてヒナに告げられるのはおめでたくも辛い事実でした。
姉として、同じ相手を好きになった女性として、ヒナの葛藤が始まります。
【第261話】本気の言葉
ルイの妊娠を聞いたヒナは動揺を隠し通し、姉として立場を全うします。
ナツオへの溶けきらない想いを抱えながらも、姉に徹しようとするヒナの心情は辛いものがあります。
【第262話】結婚の許し
両親へ妊娠と付き合っていたことの報告をしたナツオとルイ。
当然、都樹子さんは反対し家を飛び出てしまいます。
都樹子さんを説得させたルイの成長は、ドメカノがここまで積み上げてきた集大成とも言えると思います。
【第263話】結婚報告
両親への報告も終え、作家としても注目され始めたナツオ。
次に報告したのは文芸部一同とフミヤでした。
文芸部一同にとっては結婚＆妊娠＆義兄妹というトリプルインパクトでした。
【第264話】「道」のその先
フォレスターにも報告を終えたナツオ。
桃源先生の遺作も無事出版され、世間からより注目され始めます。
全てが順風満帆に進んでいる中、週刊誌に目をつけられ雲行きが怪しくなり始めます。
【第265話】落伍者のあがき
週刊誌記者・小椚。
なにやら怪しげな雰囲気を醸し出し、ナツオを張り込みますが何もネタは仕入れられず。当のナツオとルイは幸せな日々を過ごします。
しかし最後に出てきたのは種部！！一気に暗雲が立ち込めます。
まとめ（感想）
ナツオとルイの間に子供ができ、一見幸せそうに物語が展開している中、ヒナの心情の辛さがポイントですよね。
ナツオの作家活動を支えている時から妊娠の事実を聞いた後まで、恋をする女性と姉の狭間でずっと揺れていました。
もしかしたら妊娠さえしていなければまだ淡い期待は持ち続けていたかもしれません。
ただ、子供だけはどうやっても覆せない要素ですからね。
妊娠は間違いなくヒナにとってトドメでしたが、それでもナツオとルイの幸せを願い前を向こうとする姿は本当に美しい女性だったと思います。
次で最終巻。
種部が出てきてナツオとヒナを妨害してくるのは間違いありません。
それを乗り越えた先に、一体どんな結末が待っているのか。
ナツオ、ヒナ、ルイの3人ともがハッピーエンドを迎える結末であることを願います！！
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