【彼女、お借りします】《第134話 ラストシーンと彼女③》和也の大間違えを考える

彼女、お借りします
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突然始まった2人での旅行にドキマギする2人。

表面上はお互い平静を装いつつも、裏では慌てふためいているのがすごくイイですよね!!

そんな2人の続き、《134話 ラストシーンと彼女③》のネタバレありの感想記事です。

前回記事はこちら

カラー表紙がとても素敵だった

今日から4月と言うことで、それに合わせた春コーデの水原ですかね。

大人びた雰囲気を醸し出している感じがとてもGoodでした。

お尻がエロい

男であれば見てしまいますよね・・・

宮島先生は絶対お尻フェチだと思うんです。

だっておっぱいよりお尻の方がエロく描くこと多いんですもん!!!

前回の答え合わせ

前回の終わりで水原が乗務員さんに声をかけていました。

そんなところで終わると言うことは何かあるのか!?と思いましたが、普通にお弁当を購入しただけみたいですね。

前回の引きに使っていたので、かにめしと釜飯に何か意味があるのか考えましたが、残念ながら何も浮かびませんでした。

”みんな”に支えられてきた

新幹線内で映画撮影のここまでの道のりを振り返った2人ですが、和也の口から出たのはこんなセリフでした。

ホント、皆には感謝しかねぇよ
思うんだよ、大口叩いて水原を焚きつけてさ
でもやっぱり俺は大した力はなくて・・・
失敗もして結局大勢の人に助けられて・・・
みんなに支えられてここまで来れたって

和也の思いとしては、映画撮影がラストシーンまで来れたのは和也の力ではなく、映画撮影に協力してくれた皆のおかげだと思っているってことですよね。

自分は提案をしただけで、夢を実現させたのは自分以外の他の皆の力だと。

うーん、それは違うぞ和也よ。

水原も何か思うところがある様子

そんな和也の思いを聞いた水原ですが、何やら思うことがあるようで・・・

何かを考えているのに、伝えられない状況は新幹線を降りてからも続きます。

めずらしくずっとモジモジしている水原が超かわいかったり、「その・・・」のセリフだけで見開き使ってこんなにかわいいキャラなんて他にいないですよね。

水原は何かを和也に伝えたいものの、結局伝えずにその場をやり過ごしてしまいます。

水原が伝えたかったこと

水原が伝えたかったことはなんなんでしょう。

考察してみます。

和也の成果

まずは水原が気にしている和也のセリフですが、先ほども書いた通り大間違いです

ホント、皆には感謝しかねぇよ
思うんだよ、大口叩いて水原を焚きつけてさ
でもやっぱり俺は大した力はなくて・・・
失敗もして結局大勢の人に助けられて・・・
みんなに支えられてここまで来れたって

映画撮影のクラファンを開始してから、和也1人の力だけで全てのミッションをこなしてきた訳ではありません。

クラファン資金集めでは途中からアクションを起こさなかったのは明らかな失敗でした。
みにちゃん、るかちゃん、墨ちゃんの協力がなければ間違いなくそこで頓挫していたでしょう。

撮影では和也に撮影のノウハウはないため、映画サークルに無理を言って撮ってもらう他ありませんでした。

確かに和也の力だけでここまで来れたかと言われればそうではなく、皆の協力があってこその映画撮影でした。

・・・が、じゃあ和也が何もしていないのかと言うとそんなことはありません。

水原を焚きつけたのは誰でしょう?
焚きつけなければそもそも水原の夢は頓挫していました。

資金集めだって失敗しかけました。
ただ、そこから和也も努力した結果目標に到達しました。

映画サークルを口説いた行動は誰がやったのでしょう?
和也がひたむきに交渉し続けた結果です。

和也は自分の力では〜なんて言いますが、ここまで人を動かしてきたのは和也です。
そんな和也の成果を和也自身は気づいていないんですね。

確かに和也の成果って形に表れず目に見えないので、わかりにくいんですよね。

でも映画撮影が進んでいるのは、目に見える成果を出してくれた皆の頑張りだけではなく、その皆を動かしている和也の努力の賜物です。

そんな努力に気づいておらず、和也は自分を除いた”みんな”のおかげでここまで来たと言っています。

その認識が大間違いです。

みんな”には和也も入っているべきで、最も頑張ったのが和也です。

水原は気づいてくれている

和也が”みんな”と言っているのは和也を除いた全員を指しています。

でも上で述べた通り和也の成果は明らかで、水原はそれを理解してくれています。
映画サークルを口説いた話だって水原は知っていますからね、和也は未だに隠しているつもりですが笑

水原が和也のセリフを聞いてから考えていたのは、和也が言う「みんな」に和也自身が入っていないことに違和感を覚えているのだと思います。

和也の功績が一番大きいと理解しているのは水原です。

水原からしてみれば自分の夢へのレールを敷いてくれた人物です。

全ては和也がいなければ、あの日オーディションに落ちたところで水原の夢は終わっていたんです。

12巻 満足度102「夢と彼女⑤」

それを救ってくれた和也が、和也自身の功績に何も気づいておらず無力だったと嘆いていることに、「そんなことはない」と言ってあげたいじゃないかと思います。

Tips:人は補い合って生きていく

小百合ばあちゃんが言っていたセリフですが、まさに今の和也のためにあるような言葉ですね。

13巻 満足度112「彼と彼女」

和也にできることは限られますが、できないことは他の人に補って貰えばいいんです。

逆に和也は他の人にできない事を補ってあげる事で、両者の関係がいい形で出来上がります。

和也はこの言葉を知りませんが、水原は小百合ばあちゃんから聞いてます。

これも和也に伝えてあげたいんじゃないかなぁと思いました。

でも言えない

水原は和也に感謝をしているでしょうし、自分を無力だと嘆く和也に声をかけてあげたいんでしょうが・・・

でも言葉にすることはできませんでした。

水原が言えなかった理由だけがちょっとわかりませんでした。

恥ずかしがる理由もわかりますが、過去には素直に「ありがとう」や「いい人」など思いを伝えたこともある水原です。

7巻 満足度55「彼女と父親」
13巻 満足度112「彼と彼女」

和也の頑張りを認めてあげていることは伝えられてもなんらおかしくないと思いました。

ただ過去と今で違うのは、みにちゃんが水原と和也の関係をかき回していることと、水原が和也への思いを明確に口にしたことですね。(海くんに対してだけど)

言葉にしてしまったことで意識をするようになっており、「和也を認める言葉」を伝えようとすると、その中におのずと「和也が好き」なニュアンスが入ってしまう事を恐れたのではないかなと思います。

2人は”節度を持った大人のお付き合い”の関係を維持しなければなりません。

まして映画撮影中なので、その一線を超えることに抵抗を感じたのかな?と思いました。

和也視点と読者視点のトリック!

漫画の面白いところはいろんな視点から物語を見ることですね。

主人公視点、ヒロイン視点、読者視点など、それぞれのキャラクターが知っている情報はバラバラですから、様々な視点から見ることによってキャラクターの思考が違うことに面白みを感じることができます。

今回水原がモジモジしているのもまさにそれ。

和也としては新幹線で言った言葉は本心のため、そのセリフに疑問がつくとは思っていません。
なので水原が気にしているなんて微塵も思わない訳ですね。

むしろみにちゃんから焚きつけられたことの方が気になっており、もしかして水原が自分のことを・・・なんて思いますよね。

それがこの顔である。

逆に水原は前述の通り、和也の思いに対して感謝を述べたいだけだと思います。

この2人のかけ違いはラストシーン撮影辺りに解消されるでしょうが、それまでは和也がドキドキしている姿を拝めることになるのかなと思います。

次回は「ホテルにて」

これは絶対に1部屋パターンだ!!!!

だってラブコメだもん。
別々の部屋でなんてある訳ないし、きっとたまたま他の部屋も満室になっているはず!!

となれば2人で一夜ですからね。

普段言えないことも言えるってもんですよ。

昔の温泉旅行が懐かしいですね。あの夜も和也は恥ずかしげもなく「成長したい」と吐露していました。

きっと2人はそのことを思い出すでしょうし、あれから「成長できたのか」の答え合わせとかありそうですね。

次回も楽しみです!!


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