今更ながら読み進めている「ようこそ実力至上主義の教室へ」
今回は多分1年生編で一番盛り上がったであろう7巻を含む、6巻〜7.5巻の感想です!
綾小路vs龍園!
カッコ良すぎる展開でした!!
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6巻
堀北と櫛田の関係
やっと明かされた堀北と櫛田の関係、そして櫛田が堀北を嫌う理由。
2人は同じ中学校出身で、櫛田は『人に優しくすることで得られる信頼』の中毒者であり、中学時代には自分の感情を押し殺してでも人の信頼を得て、秘密を知り、裏で暴露するという癖がありました。
それがバレた結果、今まで貯めてきた秘密という「真実」を周りに暴露し、周囲の関係性を悪化させ、クラスの崩壊につなげた過去がありました。

櫛田にとっては明かされたくない真実であり、信頼される立場が揺らぐことはクラスカースト上位の立場を壊すことと同義で、ひいては櫛田の生きがいをも壊すこと。
自分が自分である証を欲している櫛田には絶対に壊されたくない現状があり、その可能性を持っている人を消さなければいけない。
それが堀北を忌み嫌う理由でした。
まぁ読者視点からは1巻早々に櫛田の裏の顔もバレていましたし、そこまで驚くことはないですが、これが仮にここで初めて櫛田の裏の顔を見たとしたら・・・・衝撃だったでしょうね。
そして櫛田の本性がもしDクラスにバレた場合、そのままDクラスのクラスメイトに当てはまるのかなと思います。
こことは都道府県が違うし、非常に特殊な学校だけど。
ペーパーシャッフル
今の高度育成高等学校も特殊な学校ですが、それを知ってなお「非常に特殊」と表現するところが気になりますね。
櫛田の退学
堀北と綾小路を退学させるためならクラスをも裏切る覚悟の櫛田。
A~Dクラスまでのクラス対抗戦をしている中で裏切り者の存在は非常にデメリットです。
そのため綾小路は櫛田の退学を目論みますが、一転して反対したのは堀北。
これは面白い構図になったなと思います。
元々退学者を出させる作戦を想定していた綾小路。
退学者を出させる
4.5巻 他クラスとの交流会
綾小路が「退学させる」と言えば間違いなくどんな手を使ってでも退学に導けるでしょう。
現に今回のペーパーシャッフルも櫛田にカンニングペーパーを仕込ませて、告発すれば即退学という状況を作り上げていました。
この制服はこのまま洗わずに部屋に置いておく。
1巻 集え赤点組
1巻のあの出来事の中で放たれた櫛田のセリフ、金欠だったDクラスが予備の制服を用意する余裕がない状況から組み立てた作戦はお見事でした。
ただ、その作戦を実行しなかったのは堀北の「退学させない」という強い気持ちを汲んでのこと。
これからDクラスを引っ張っていく堀北に委ねたと言った方が正しいかもしれません。
当面は退学することはないでしょうが、致命的に不利益を被ることになる状況になれば綾小路は問答無用で櫛田を退学させるでしょう。
堀北が成長が間に合わずに櫛田を止められず綾小路が櫛田を退学させるか、堀北が綾小路が考えている以上の成長をとげて櫛田を味方にすることができるのか。
綾小路vs堀北という構図になったと思います、
櫛田の退学は堀北の成長具合を図る物差しでもあります。
7巻
綾小路の父
ついにでてきた綾小路パパ。

「ホワイトルーム」創設者であり、ホワイトルーム史上最高傑作の子供の父親。
かなりの権力者であること、とにかく敵が多いこと、そして何がなんでも清隆を退学させたいこと。
綾小路パパの情報とともに、清隆から語られるホワイトルームの情報、目的、思考と非常に情報量が多かったですね。
今回は撃退させられたパパですが、それでもよう実のラスボス感の雰囲気は万歳のパパでした。
これを改心させるのか、実力で薙ぎ倒すのか楽しみですが、同時にやはり学生程度では清隆の敵はいないんだなとも感じさせられるシーンでもありました。
綾小路vs龍園
7巻の目玉はなんと言っても綾小路vs龍園でしょう。
固定概念に囚われず、どんな手も使う龍園という強敵相手を綾小路がどう倒すのか実物でしたが、想像よりも早く1回目の決着は着いてしまいました。
餌撒きは「真鍋というスパイ」から。軽井沢という手駒を加えるだけではなくあのクルージングの時から龍園を倒すことを考え、ペーパーシャッフルの時点ではこの舞台を予見していた綾小路。
本当はもう一ついうべきか悩んだがやめておいた。
6巻 変わっていくDクラス
〜〜
それにーー『物理的』な対応が求められることは避けられない
『物理的』は今回の暴力のことを指していると思われます。
相変わらずの予知、そして作成を遂行する力、心理を読み切る能力と隙がないですね。
あの何をしてくるかわからない龍園すらも、龍園の根底にある「暴力」という土俵に立たせて、その上で倒した訳ですから。。。
いやー、とにかくかっこよかった。
チート主人公すぎるので見せた能力はまだまだごく一部ですが、片手間で龍園を圧勝した展開はカッコいいの一言に尽きますね!
そして今回は負けたと言えど龍園もまたカッコよかったと思います。
「恐怖」という感情を思い出した龍園が今後成長し、綾小路との2ラウンド目の戦いを仕掛けることに期待しまくりです!
それでもなおブレない心
綾小路パパとの再開、龍園との勝負
かなり大きいイベントが2つ続いた綾小路ですが、それでも綾小路の感情が揺れ動かされなかったというのが恐怖ですね。
特に龍園を殴り続けるシーンなんて、龍園の折れない心に対して苛立ちなどを感じても・・・とは思いましたが、何も感じずにただひたすらに龍園を殴るだけ。
ホワイトルーム出身者は皆こうなるのか、はたまた綾小路だけが余りにも特別すぎるのか・・・
心の強さ・・・こうなると強いのかすらわかりませんが、心があまりにも人間離れしすぎていますね。
そして軽井沢を助けたことも、「軽井沢がかわいそう」ではなく「手駒として話したくないから」という理由だけ。
ただそれだけ。
最後に自分が勝つために必要な力を使って龍園を倒しただけなんですよね。
龍園とのベストバウトの一方、綾小路の異常さがより見えた7巻でした。
7.5巻
実はかなり可愛い佐藤さん
7.5巻は箸休め的な物語ではありましたが、その中で一世一代の大冒険をしたのが佐藤さん。

体育祭のリレーで綾小路に惚れてしまい、クリスマスにWデートをして告白までした女の子!
しかも髪はゆるふわ系で今時!って感じでかなり可愛いんですよね!!
こんなに可愛くてまだ恋愛初心者なんて信じられない・・・
(ビッチ認定されるのも正直わかる)
そしてそんな可愛い子からの告白も損得で断った綾小路。
7巻で心のブレなさが表現されていましたが、人生初の告白を受けても尚、その心はブレなかったようです。
降りかかる災難を防ぐことを優先し、行動している
波乱のWデート
〜〜
その危険性が排除されるまでの間、軽井沢には円滑に働いてもらわなければならないのだ。
要は暴走する坂柳や綾小路パッパがホワイトルームのことを話し始めたりすると綾小路の正体が一気にバレてしまうことを危惧しているのかなと。
そうなった時、佐藤が動けないことは映画館で南雲と会ったときに判明している一方、軽井沢であれば対応もできるし、周りを言いくるめられるだけの立場でもある。
そういった損得で軽井沢を選んだだけなんですね。
そして恋はしたことがなくともその心の意味を知っていて、相手の感情をコントロールすることができる綾小路。
「恵」呼びには軽井沢をより自分に近づけるための意味しか感じませんでしたね。。。
次回は8巻〜10巻
混合合宿、坂柳の一ノ瀬降ろし、そして初の退学者と続いていく8〜10巻。
1年生編も佳境です!
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