【ようこそ実力至上主義の教室へ】<1巻〜3巻>なんで1年間も積んでいたのかと悔やむ程面白い!!

ようこそ実力至上主義の教室へ
この記事は約6分で読めます。

以前アニメを見て面白いと思い、ebookjapanで半額セールがやっていた(去年の1月頃)ので1年生編を全巻購入してから積んでいたようこそ実力至上主義の教室へ

積み始めると中々腰を上げるのが重たくなるんですが、昨年末辺りにその重い腰を上げて読み始めました!

すると、なんともまぁ・・・

1年間も積んでいた事を後悔する面白さでした!

人気が出るのも頷けますね。。。

と言うわけで、1年生編全部読み終わり、改めて1巻から読んで感想を書いていきます。

今回は1巻〜3巻の感想です。

最新刊はこちら!

1巻

主人公、綾小路清隆

1巻なのでキャラの自己紹介+設定の説明がベース。

主人公の綾小路は、少しだけストレートな性格になった比企谷八幡っていうイメージでしょうか。


持ってるボキャブラリーを必死に駆使して相手をいじることで対話を続けようとしたり、普通の男子高校生らしい欲の出したり、特徴のない普通の生徒をイメージさせる行動でした。

ただ、その普通さも途中からは成りを潜め、気づけば「優秀」、そして本性を隠して普通にいようとするキャラクターになっていましたね。

ヒロイン?堀北鈴音

そしてヒロイン・・・というか、表の主人公が綾小路であれば裏の主人公と行ってもいい堀北鈴音。


文武ともに「優秀」だが、優秀であるが故に「他人を見下す」という明確な欠点をもつ女の子。

主人公の綾小路がマルチに優秀そうな一方、学力というわかりやすい優秀さと協調性というわかりやすい欠点を持つだけに、今後の展開で堀北が成長していく様子が楽しみですね。

綾小路の成長ポイントがわかりにくいからこそ、堀北が裏の主人公的なポジションだなと思います。

中間テストと解決法

1巻で突きつけられた課題は「中間テストで赤点即退学」で、勉強のできない須藤達を助けるために綾小路と堀北でそれぞれ選んだ手段が真逆なのが印象的でしたね。

堀切は「真面目に勉強して点数を取る」という正統派な手法
綾小路は「過去問を入手して暗記させる」という異端な手法

どちらが正しいという訳ではないですが、イレギュラーな学校の中で生き抜くためには正統派なやり方だけではなくイレギュラーな解決策が必要になる場面もあるでしょう。

ただ、正統派な手段しか浮かばなかった堀北と、結果を出すために異端な手段も考えつく綾小路。
この差はとてつもなく大きい差ではありますが、堀北はその正統な方法でほぼ結果を出し、綾小路は異端な方法をキッチリと形にしました。

要はお互い優秀なことには変わりないんですよね。
ただ、堀北のやり方では須藤を赤点から救うこともできなかったことも事実。

お互いにベクトルの違う「優秀」さがあり、裏の主人公とも言える堀北が綾小路からどう刺激を受けて成長していくのか、楽しみな関係性です。

2巻

Dクラス vs Cクラスの前哨戦

1巻はテストでDクラスに注視した内容でしたが、2巻は一部のクラスメイトだけとはいえDクラスvsCクラスという構図になり、初のクラス同志の戦いでした。

そもそも全クラスがAクラスを目指す以上、A~Dクラスの戦いになる構図には成りますし、その前哨戦にはちょうどいいイザコザでしたね。

Cクラスの張った罠は中々に用意周到で、喧嘩早い須藤をターゲットにして、挑発し、被害者になることで常時優位に立ってDクラスを追い込んでいきました。

現時点ではクラス対抗という展開がない中で、すでに須藤の性格を掴みターゲットに選んだ龍園の情報収集能力の高さと狡猾さですよね。

Cクラスという、実力ではDクラスと1差しかないクラスの中で、不気味かつ強敵の匂いを出してきているなと思います。

問題をなかったことにするウルトラC

そんな追い詰められた状況の中、「無罪を勝ち取る」ではなくウルトラCの「訴えを取り下げる」でした。

前回同様、正攻法の解決策しか浮かばなかった堀北に助言をすることでウルトラCの解決策を導かせましたが、堀北も助言があればこういう戦い方もできる、というのが2巻の成長ポイントであり、堀北の正統派だけではない優秀さの一部が見えた展開だったかと思います。

リードがあれば発想に至るのと、それでも発想に至らないでは雲泥の差です。

要は、堀北はまだまだ視野が狭くとも、鍛えれば綾小路・・・レベルは難しくとも異端な戦略を練ることが人物、と言うことが証明された2巻だったかなと思います。

佐倉に向けた自分への言葉

「だから、もし困ったことがあったらその時には力になる。覚えておけ」
もう一度、力強く。オレはその言葉を---『オレ自身のために』言った。

真実と嘘

綾小路が佐倉に対して言ったこのセリフ。
佐倉の力になることがなぜ綾小路のためになるのか、、、疑問は多いですが、先の巻まで読んだ上で予想するのであれば『信頼を得て手駒にする」のが目的だったのかなと感じます。

ただ、現時点で綾小路の知り合いが少なく、櫛田は論外だとして次に親しくなったのが佐倉だったからといえ、佐倉が使えるようになるとも考えにくい性格ではあるんですよね・・・

余り強い手駒にはならなさそうなので、この台詞の真意はイマイチわからないんですよね。。。
だからこそ気になるセリフでした。

3巻

クラス対抗特別試験

2巻の前哨戦を経て、3巻は本格的なクラス同志の争いに。

Aクラス〜Dクラスまで勢揃いする中で、やはりAクラスは実力者、次いでBクラス、Cクラスとクラス順に応じた能力を発揮しており、Dクラスは実に不良品らしい試験への挑み方でした。

さらに1巻、2巻と活躍した堀北が活躍できない、学力以外が試されるフィールドでの特別試験。

堀北には挫折となる試練で、さらに今回は堀北に挽回のチャンスがないという結末。
なかなかスパルタだなぁと感じる展開でしたね。

龍園の戦略

特別試験で暗躍したのはCクラスですが、その戦略を練った龍園は2巻に続きさすがと思わせる場面がありました。
須藤の性格分析についてはわかりやすいし、喧嘩っ早いので目立つのもあるかなと思いますが、堀北に関しては2巻の裁判で初めて認知したので期間も浅いはず。

・・・・・・リタイア?鈴音が?
あいつはリタイアするような女じゃないだろ

幕開け 

それなのに堀北の性格分析を済ませた上で、しっかりと戦略を練った龍園はさすがでした。
アクシデントがなければDクラスのリーダーも当てていたので、戦略は決して間違っていなかったと思います。

龍園を上回った綾小路

龍園の戦略は間違っていなかった。ただ、相手が悪かった。

龍園が堀北を読み切ったように、綾小路もまた葛城の性格を短期間で分析し、読み切って勝ちきりました。

葛城って男はオレが調べた限り相当冷静沈着で、石橋を叩いて渡るタイプ。

幕開け

龍園よりも遥かに短い時間、洞窟前で葛城を見つけた時などの島に来てからの数回のやり取りで読み切った訳ですから、龍園を上回る能力の持ち主・・・
もちろんこれだけで龍園より上と判断できる訳ではないですが、少なくとも龍園と勝負できる数少ない実力者の1人と言うのは見て取れるかなと思います。

学力だけに縛られない学校、クラス単位での争い、堀北の挫折、龍園・綾小路の高い実力。

「よう実」の見どころが詰まった3巻だったと思います。

次回は4巻〜5巻

夏休み特別試験はまだまだ続き、軽井沢とのイベントもある4巻。

一休みの4.5巻。

そして体育祭という堀北の弱み、須藤の強みが出る5巻。

本格化するクラス戦も面白く、綾小路の本当の実力、軽井沢との関係、堀北と須藤と見どころ盛りだくさんです!!


広告

--------------------------------------------------------------------------------
電子書籍を買うならebookjapanがオススメです!
圧倒的なポイント還元超お得なセール割引で他よりも安く買えます!!

--------------------------------------------------------------------------------
記事がおもしろければコメントや下記のSNSで記事の拡散、Twitterのフォローをお願いします! ↓ Twitterのフォローはこちらから!! ↓


記事の感想もお待ちしています!

コメント

タイトルとURLをコピーしました