【彼女、お借りします】《第169話温泉と仮カノ》るかちゃんの温泉か・・・い？

新章突入！

和也の周囲の人間関係の変化が描かれ、いつまでも昔のままではないことを感じた和也。

そんな和也に迫る瑠夏ちゃんは温泉デートを要求！！

また温泉回！！でも瑠夏ちゃん温泉回は初めて！！

そんな「満足度169 温泉と仮カノ」です！

前回の感想記事はこちら！

復活の彼女、人見知りますの感想記事もどうぞ！

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宮島礼吏

Contents

まずは間違い探し
まさかの温泉回１話終了
短い温泉回に感じたこと
温度差と必要な材料
瑠夏ちゃんのセリフに乙女心が詰まってる！
何かしらってなんだよ！！
次回は、「ヒマです！」

まずは間違い探し

突然始まった間違い探し！

７個あるようですが、みなさん見つけられましたか？？

答えは下に書いておくので、気になる方は反転して見てください。

るかちゃんの右頬
硯のスカーフの柄
水原の右耳ピアス
和也横のティッシュのシワ
和也の前髪の黒い影
栗林の前歯の長さ
肺魚の模様

和也周りの違いを見つけるのが大変でした。

まさかの温泉回１話終了

水原回も終わって、次は瑠夏ちゃんのターン！
・・・と思ってたんですが、まさか温泉回を１話で回収してくるとは。

逆に斬新！宮島先生、逆にね！！って感じ。

あっさりと終わった中で、見どころさんだったのはやっぱり瑠夏ちゃんの浴衣ですね。

水原とは違う、かわいい１００％！って感じの浴衣姿でした！

うん、こう見るとやっぱり瑠夏ちゃんかわいいよなぁ。
（そしてCV.東山奈央感が増してるなぁと思います）

短い温泉回に感じたこと

浴衣だけが見どころさん、っていうのもちょっと物足りない気がするので、１話で消化した温泉回もとい瑠夏ちゃん回について、これはなんだったのか考えてみようと思います。

先に結論を言ってしまいますが、目的は「和也と瑠夏ちゃんの関係性の確認」。
その一言で表せられるかなと思います。

新章が始まった前回・１６８話。
和也周辺の変わりゆく人間関係、和也の変わらない人間関係にスポットが当てられ、牛歩の如く展開が鈍いかのかりにもついに大きな動きが出てきそうな新章開幕でした。

そうなると、最初にメスが入るのが瑠夏ちゃんと和也の仮の恋人関係ですね。

これを精算しないまま水原と付き合うことは起こり得ないですし、水原と麻美ちゃんのラストバトルにも繋がらないですから。

１６９話を見ると、短い温泉回の中に瑠夏ちゃんに対する和也の想い、和也に対する瑠夏ちゃんの想い、2人のデートで必要な要素、それらがキッチリと描かれていました。

せっかくなので一緒に見てみようかと思います。

温度差と必要な材料

求められて、応える

バイト中のやりとりは、和也と瑠夏ちゃんの温度差が読み取れました。
さらに和也の中での水原と瑠夏ちゃんの差が如実にでていましたね。

「仮の」という言葉はいつからか意味をなさなくなり、彼氏としての立ち振る舞い、彼女としての扱いを求める瑠夏ちゃん。

和也のことが好きで、和也に自分のことを見て欲しいという想いからの要求です。

一方の和也は、水原の悲しみを感じ、癒すために試行錯誤して元気付けるデートまでしたのに、瑠夏ちゃんに対してのケアはなし。
そもそも「ケア」を考えすらしていません。

和也の中での瑠夏ちゃんに対する遠い距離感が現れていますね。
それに同じ女の子でも本命の水原と仮の瑠夏ちゃんの差もわかりますよね。

そしてやりとりの構図も定番で、求めるのはいつも瑠夏ちゃんから。
和也は求められたから機嫌を損ねないために付き合ってあげる、そして瑠夏ちゃんは満足している形を見せる。

なでなでに至る過程はまさにその通りでしたね。

お互いの温度差、定番の要素がありました。

心の中には常に水原が・・・

デート中、和也の中にあるのは水原のこと。

目の前の瑠夏ちゃんとのデートを純粋に楽しむ、、、とならないのもお決まりですね。

毎回この関係性を是正したいと思うこと、とは言いつつもなんだかんだ瑠夏ちゃんに興奮してしまう男の性（だって瑠夏ちゃん可愛いし）も定番ですね。

最後はなんだかんだ「思いやり」

『瑠夏ちゃん → 和也 → 水原』という想いのベクトルで進んでいるデートも、結局最後には瑠夏ちゃんを思いやる和也がでてくるんですよね。

しれっとこれをやってしまうから、瑠夏ちゃんは和也を好きでい続けるんだと思います。

彼女扱いされたい
女の子扱いされたい
大事にされたい

これらが瑠夏ちゃんの要求だと思いますが、最後の最後には瑠夏ちゃんに優しさを見せてしまう和也がいますよね。

これまでは５話ほどかけてこの3つの要素を描いてきた瑠夏ちゃん回ですが、今回は１話に「瑠夏ちゃんとのデート」に必要な素材を詰め込んだと思います。

1話に詰め込んだこと、瑠夏ちゃんと和也の想いの差を読み取れる構図だったことから、今回は「関係の確認」が目的の話だったかなと思います。

あくまで１６８話かけて培ってきた和也と瑠夏ちゃんの関係の再確認なので、目新しい話は何もありませんでした。

ですが今回スタート地点を明確にしたため、逆に言えば新章が終わったときにはこの関係がどう変わっているのかがハッキリとわかるのかなと思います。

なので、比較として１６９話を読み直すと面白いんじゃないかと思います。

瑠夏ちゃんのセリフに乙女心が詰まってる！

瑠夏ちゃんのセリフで深いなぁと思ったのがこちら。

言わなくていいことは言わないで欲しいし
言って欲しいことはこっちが言わなくても言って欲しいんです

乙女心がわからない和也に釘を刺しているので、「乙女心をちゃんと考えて」と読み取れますが、「オイタをするならバレないようにやれ」とも読み取れます。

特に和也には水原がいるので、特殊な関係だからこその釘刺しだったように思えます。

このセリフからすぐ水原のことを思い浮かべた和也ですが、瑠夏ちゃん視点だとそもそも「水原との元気付けるデート」のことに釘を刺したんじゃないかとも思います。

彼氏が他の女とデレデレデートしている話なんて、彼女として聞いてて楽しい話じゃないですからね。

・・・そんな話する彼氏彼女ってなんだよ、って思いますけどw

なので墨ちゃんとの事は永遠に言わない方がいいですね。
むしろ、別の女の影をしっかりと隠している和也は実はこの条件を満たしているのでは・・・？

何かしらってなんだよ！！

瑠夏ちゃんのセリフの深さを感じつつ、和也のセリフにはどうしてもツッコミたい！！

何かしらのけじめを・・・

何かしらってなんだ・・・？

まさかこの後に及んで別れる以外のけじめがあるとでも・・・

まぁ、ここまで尽くしてくれた、そして初めて自分に惚れてくれた女の子に対して、「ちゃんとした振り方」をしたい、という和也の優しさな面だと思いますが・・・

とういうか、そうであってくれ
（じゃないとまた話が伸びちゃう）

次回は、「ヒマです！」

次回は水原からのお誘い！！

169話の最初に和也の前で泣いたシーンを思い浮かべてモヤモヤするシーンがありましたし、デートと言うよりはその弁解か感謝か、そういったことなのかなと思います。

どんな展開になるのかめちゃくちゃ楽しみですが、残念ながらまたも合併号・・・
（漫画家さん達にも正月休み取って欲しいので当然仕方ないのですが・・・）

気になる、気になりつつ年を越してしまう・・・