ひげを剃る。そして女子高生を拾う。のアニメ第11話の感想記事です!
11話は「覚悟」!
原作最終巻発売中!!
吉田と沙優の物語の最後を見届けましょう!!!
普通の女子高生であることの証明
放課後や休日に友達とカフェに行く。
女子高生としては至極普通のこと。
でもその普通を体験してこれなかった沙優。
それは家庭の問題もありますし、唯一できた友人も亡くしてしまい、家出をしたためにできなかった『普通』。
北海道にいたまま、もしも結子が死んでしまった後も家にいたままだったら叶うことがなかった『普通』が家出をしたことで叶った。
普通じゃない歩みをしてきたからこそ、普通の尊さを感じているシーンかなと思いました。
原作にはなかった砂時計をいじる沙優。
吉田と入れる時間は残り短いものの、その短い時間をゆっくりと感じ、大切にしようとしている様に思えました。
屋上のシーンの前に一ついいたい!!
太ももがどちゃくそエロい!!!!
「済んだこと」
屋上で結子の自殺と向き合う沙優。
ここまで沙優にかかっていた呪い。
結子を殺した原因を作ってしまったと言う自責の念。
でも唯一の友達を亡くしたんだからそう思うのも無理はないですよね。
もちろん悪いのはいじめをしていた子達ですが、沙優としては自分への妬みから結子がいじめのターゲットにされたという事実。
でも・・・私がそんなこと言ったら、結子が悪いみたいな・・・
そういう風に言ってるみたになっちゃうじゃん!!
沙優の願いは結子と友達を続けることでしたが、それを押し付けてしまうと結子が勝手に死んでしまった様になる。そんな意味合いでしょうか。
結子が自殺を選択したことを悪いと(自殺を悪いっていうのも表現として微妙なところですが)考えたくない、結子を助けてあげられなかった、いじめの原因を作ってしまったということが沙優が縛られる理由かなと思います。
もう済んだことなんだ
原作でも書かれていましたが、人の死に対して関係のない他人が「済んだこと」と言うのはすさまじいですよね。
それができないから沙優は悩んでいた訳ですが、一方で他人の吉田だからこそ、会ったことのない結子ではなく、目の前の沙優を大事にしようという思いから言える言葉だったのかなと思います。
沙優ちゃんはずっと・・・笑っててね
結子の遺言とも言える言葉。
その言葉を叶えるよりも自責の念が強かった沙優ですが、やっとその言葉と向き合い始めることができました。
長い家出を終えるための一つ目のステップ。結子の自殺と向き合うことはこれでやっとスタートラインに立てたのかなと思います。
沙優ママわっか
見た目からキツそうな性格はしているものの、沙優ママのキャラデザは個人的にはイメージとは全然違う感じでした。
右の眉毛だけ以上に短いのが気になります。
からの開幕ビンタ!!
・・・まぁ、沙優ママのヒステリックなどは一旦置いておいて、半年間も家出をした娘に対しては普通の行動と言ってもいいのかなとは思います。
もしかしたら古いのかもしれませんが、一喝した後に沙優を気に掛けるような言葉を言うのがテンプレかなと。
さてさて、この後沙優ママは何を言うのか。そこはまた来週ですね。
アニオリの『ハンカチ』
今回の11話から原作最終巻のお話に入っている訳ですが、その中で原作と違う点として『ハンカチ』の存在がありました。
沙優が屋上でフェンスを掴み、手から血を流すシーン。
これ自体がアニオリな訳ですが、吉田のハンカチで手を覆うのもアニオリでした。
吉田さんのハンカチ、新しいの買って返すね
吉田は断りましたが、沙優にとってはハンカチを返すという約束が一つできました。
でもハンカチを返せるタイミングは、吉田が東京に戻る翌日までか、もしくはずっと未来のどちらかなんですよね。
東京に戻る前であれば、それは沙優の形見的な役割をするのかなと思いますが(原作ではTシャツもありましたが・・・)、個人的には後者、ずっと未来の話で、沙優が吉田に会う動機付けに使われるのかなと思いました。
アニメも残り2話ありますが、残り2話ある割には物語が進むペースが早いので、もしかしたら13話のBパート辺りで原作でも描かれなかった後日談が描かれたり・・・しないかなと勝手に期待をしています。
そこで使われるアイテムがこのハンカチなんじゃないかなと。
予想が当たっているかどうかは置いておいて、アニオリなアイテムだけに必ず何かには使われると思うので、ハンカチの活躍どころを楽しみにしています!
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コメント
アニメ4話のフラッシュバックで、沙優は「また人のせいだ」と言ってますが、これって「自分が結子を追い込んだ・自分が殺した」と思い込もうとしていたってことなんですね。
吉田さんが不在だから嫌なことを思い出した。→「また人のせいだ」の流れなのですが、「また」が何を指しているかというと、「結子の死は自分が原因なのに、人のせいにしている」って意味なんです。
11話を見て気付きました。
沙優は本心では「自分が結子を殺した」と思っており、そんなの耐えられるわけないから、だから思い出さないようにしていたんでしょうね。
沙優が踏み出す勇気(思い出す勇気)を得て、本心を吐露しました。
その本心とは、「自分が結子を追い詰め、結子を殺してしまった(自殺の原因になった)」ということですね。
沙優にとっては、あの瞬間(結子が亡くなった瞬間)から時間は止まっており、過去の出来事になっていないと感じました。
でも「それは違う(終わったこと)」ということを、吉田はちゃんと伝えました。
もう20年ぐらい前になりますけど、私は「戦場から戻ってきた兵士の心的外傷についての番組」を見たことがあります。
兵士たちは、相手の人生を奪ったのは自分だと思っており、自分を責めて苦しむんです。夜も眠れないし、フラシュバックとかも。
で、そこから心を癒していく話が、まさに吉田の言ったことで、お前は悪くない、相手が自分の意思で選んだこと、終わったこと、そういう投げかけでした。
沙優が「またね」と言ったのは、やっと「終わったこと」になり、過去の結子を思い出せるようになったと言う意味だと思いました。
それとユーチューブの感想動画で良いコメントがあったのですが、吉田が傍におらず、フェンスもなければ、沙優は後追い自殺していた可能性があると思いました。
そういう意味では、結子が見えたとき窓から落ちそうになる演出をアニオリで追加しても良かったと思います。
アニメ11話、原作の吉田が「ためらう」シーンが多かったのに対して、アニメは間がほとんどなく、吉田が男らしく感じました。良かったです。
ちなみにアニメ10話だとアニメは現実逃避しており、「(北海道に)行ってやるよ」の台詞が、沙優を思ってのことではなく、離れ離れになりたくないから言ったとも解釈できてしまいショックでした。
せめて原作みたいに「俺がしてやれること何だろうな?」と前向きに悩んで、三島が「北海道についてけばいい」という流れならよかったのに・・・。
>>本心で自分が原因だと思っていた
説得力ありますね。ただ、この場合責任を自分だけで追うのは正しいことなのか、間違いなのか難しいなぁとも感じます。
本当に悪いのはいじめをしていた生徒たちであり、沙優が責任を感じるのは過剰だよなぁ、と読んでいて感じもしましたが、そういうのは当事者じゃないから思うのかなとも感じました。。。
>>沙優の後追い自殺の可能性
屋上についた時の沙優は通常の状態ではなかったかなと思いますが、それでも吉田と共に歩んできたからこそ屋上にたどり着くという結果になったと思うので、個人的には自殺にはならなかったんじゃないかなぁと思いました。
沙優が吉田と出会わずに、結子を思い出すためだけに北海道に戻ってきた世界線であれば自殺の線もあったのかなとは思います。
>>アニメでなかった三島のシーン
個人的にもそこはあって欲しかったシーンですね。その後の後藤さんと沙優のやりとりも含めて。
通りすがりさんと気にしている部分は違いますが、三島が北海道に行くことを後押しするシーンは、三島の家(アニメはカラオケ)で2人の関係性を目の当たりにした後、改めて前を向いたことを示すシーンだったかなと思うので、
アニメの三島は現在も2人の関係の強さに打ちひしがれたままになっているのかなって思います。。。
>>本心で自分が原因だと思っていた
「正しいか」で考えると、正しくは無いでしょうね。
ただ、責任感が強い人ほど自分が原因だと思い込みますよね。
>>アニメでなかった三島のシーン
私も入れて欲しかったし、12話を考えると、沙優の言葉に重みをもたせると言う意味で入れたほうが良かったのですが・・・
親と思っている人間に告白するのか?という問題が生まれるんですよ。
私は成人してから告白すると思っていたので、それなら女子高生でいる間は「親」で、卒業後は「異性」でよいのですが・・・
原作どおりなら異性として見ているので、あまり「親子」を強調するとおかしくなるからですね。