「彼女、お借りします」の15巻感想 後編です。
15巻からは本ブログで毎週投稿している感想記事があるので、前編ではそのリンクと1話ごとの見どころをまとめ、後編で改めて気になるポイントを考察していきます!
15巻感想記事の前半はこちら!
14巻の感想記事はこちら!
Contents
15巻 あらすじ
クラウドファンディング成功のため、“203作戦”進行中!! ビラ配りや返礼品探しが進む中、水原はリツイートのお礼として、クラファン最終日に海くんと劇を観に行くことに。イケメン海くんとの“デート”に、気が気じゃない和也。そして迎えた最終日、海くんとの“デート”の行方は! クラファンの結果は!! “2人の夢編”、大展開の第15巻!!
15巻で気になるポイント!
15巻では水原が和也をどう想っているのか、明確な答えはないものの色々と感がさせられるシーンが多くありました。
馬鹿な人

第一 ”レンタル彼女”に本気になるほど
馬鹿な人じゃないわ
この一言で、いかに和也の印象が変わってきているのかがわかりますね。
それと同時に水原の中の和也の変化にすごく感慨深くなります。

こんなにボロクソに言っていた頃が懐かしい・・・
巻数で言えば15巻、作中で1年ちょっとの時間を過ごしてきた2人。
出会いを考えれば水原の口からこんなに和也を信用しているセリフがでてくるなんて・・・
本当に感慨深いです。
でも残念ながら、和也はレンタル彼女に本気になるぐらいには馬鹿な人なんですよね。
和也、水原大好きですもん。
水原が和也のことを理解しているようで、実は大事なところは理解していないチグハグな感じ。
この感じがラブコメっぽくてすごく大好きなんですよね。
このズレが噛み合わさった時が、2人の関係性が大きく変わる瞬間じゃないかなーって思います。
大事

でも「できる」って言ってくれる人がいるのは大事だと思える
そんな人・・・
水原が和也のことを「「大事」だと思っている」と言ったセリフ。

「天地がひっくり帰ってもナイ」から「大事」へ
海くんは水原以外のキャラクターとは遠い人で、海くんから和也や瑠夏ちゃんにつながる接点はありません。
なので、海くんには瑠夏ちゃんやみにちゃんよりもガードを下げて、素直に言葉を言える存在だと思うんですよね。
だからこそ、今までよりストレートな思いを告げる「大事」という言葉を選択したのかなと思いました。
和也を信頼するセリフ、そして和也を大事だと思っているセリフ。
これが好きじゃなくてなんだっていうんだ!!??
瑠夏ちゃんの健気さが光まくり!!
15巻は水原に焦点が当たるシーンが多かったですが、瑠夏ちゃんだって少ない出番で圧倒的なインパクトを残したと思います!

仮とは言え付き合っている彼氏が考えているのは別の女の事・・・
なのにそんな和也を励まし、前向きにさせる明るさは瑠夏ちゃんの良さですよね。
そんな彼氏を見て落ち込みたいのは瑠夏ちゃんだって一緒だと思うんですが、「彼氏の大事なもの」を守るために前を向くこのシーンはとても印象的でした。
かのかり史に残る名シーン!!
15巻前編の記事でも127話の個別感想記事でも散々取り上げましたが、やっぱりこのシーンは外せないですよね。

好きじゃない けど 好きじゃなくもない
水原が超かわいいんだ!!!!!!!!!!
宮島先生も「ここだっ!!」っていう気合の入れようですよね。
過去トップ5に入るぐらいの完璧な作画だったと思います!
さて、セリフの方ですが・・・
まどろっこしい言い方をしていますが要は好きであるという意味です。
ついにここまできたか〜〜と感慨深くもなります。
ただ、意味的には好きだと言っていますが、気になるのはまどろっこしい言い方ですよね。
海くんは遠い関係値のキャラクターですし、しかもほぼ告白してきたような相手。
であれば、「好きな人がいる」っていうのは告白を断る決まり文句にも思えますが・・・
まぁいろいろと考えられることはあるので、雑に列挙していきます。
海くんの告白がストレートな言葉じゃなかったから説
海くんの迫り方は「和也と自分、どっちを取る?」的な迫り方でした。
実質的には告白のようなものですが、告白のような明確なセリフはなし。
であれば、ストレートな言葉で返す必要がない、という考えたのかもしれません。
「恋心」を大事に考えている水原であれば、らしくなさも感じますけどね。
しかし海くん、明言せずとも告白をするこの技。
これがイケメンのテクニックかー。

世の中のイケメンすごすぎるわ(イケメンになりたかった・・・)
女優とプロデューサーだから説
今の和也との関係はあくまでも「協定」
まして、水原は和也からの親切で今の状況にいる訳なので、自らその関係を崩すようなことはできないと思っているのかもしれません。
明言することによって、自分の気持ちに蓋が掛からなくなることを怖がったのかも。
レンタル彼女だから説
女優とプロデューサーの前に、2人の関係は「レンカノと客」
これは絶対のものです。
アイドルではないのでファンとの恋はNG・・・などと明確な規約があるわけではないと思いますが、暗黙の了解でNGでしょう。
(実際、和也と付き合い始めてから瑠夏ちゃんもレンカノやめてますし)
2人の始まりの関係であり、今もあり続ける絶対的な関係。
水原がプロフェッショナルな彼女であるからこそ破れない壁であり、明言するわけにいかない理由なのかも。
和也が麻美ちゃんの事を整理できていないから説
今も信じているかわかりませんが、元々和也の本命は麻美ちゃんであり、復縁を望んでいたことを知っています。
それに、どれだけ麻美ちゃんのことを好きだったのかという思いも知っています。

和也がどれだけ本気だったか、それを見ている水原でした
その後、和也自身が麻美ちゃんを好きかどうかわからないと言ってはいるもの、まずは和也の中で麻美ちゃんの整理がつかないといけないと考えているのかも。
和也のことを大事に思っているからこそ、まずは和也の気持ちを優先でと考え、自分から踏み込むべきではないと思っているのかもしれません。
「好きじゃない」を引きずっている説
みにちゃんとのやりとりもありましたが、水原は過去に「(水原のことは)好きじゃない」と言葉を聞き、それを引きずっています。

本気で信じているのかはちょっと怪しいリアクションでしたが、少なくとも盾には使おうとしていました。
自分に気持ちが向いていない相手、恋心がない人に恋心を向けるべきではない。
ましてや和也との関係性は友達とかではなく、もっとビジネスライクですからね。
和也を信用しているからこそ、和也の言葉を真実だと捉えているのかもしれません。
実際には理由は一つじゃない
いろいろ憶測で上げましたが、これらの要素が絡まり合って明言には至らなかったのかなと思います。
逆に言えばこれらをクリアしていかないと、水原とのエンドはないってことなんですよね。
・・・いや、これらに加えて瑠夏ちゃんもあるか。。。
まだまだかのかりは続きそうですね〜(歓喜)
キャラ関係図

今回出番のなかった墨ちゃん、そしてずっと出番のない麻美ちゃん。
まぁ2人の本番は2人の夢編終了後ということで、今回大きかったのはやはり水原の気持ちが吐露されたことですね!
ヒロインの気持ちが明らかになってくると、より物語が進んできた感じがありますからね!
ワクワクしかありません!!
16巻へ続く!
始まった映画撮影!
撮影中に何が起こり、無事に撮影が完了するのか。
そして、小百合ばあちゃんに無事に映画を見せることができるのか。
16巻も楽しみですね!!
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