【彼女、お借りします】《第190話 楽園と彼女③》分水嶺から紐解くハワイアンズ編。大海への道は険しい。

彼女、お借りします
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カオスにカオスを極めたハワイアンズ旅行!

まさかの栗林の参戦によって、瑠夏ちゃんとの関係を隠す必要性もでてきた和也。

カオスな状況に嘆き、凹む和也を水原は「二人で乗り切ろう」と励まします。

カオスな道中はまだまだ続く。。。

そんな「満足度190 楽園と彼女③ 」です!

前回の感想記事はこちら!

スパ旅行登場キャラの相関図もまとめています!
関係性の整理にどうぞ!

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指輪を返したいのは誰のため?

この旅行で水原が目的の一つとしているのが『指輪の返却』。

【満足度189】楽園と彼女②

指輪は木ノ下家に代々伝わる婚約指輪。
普通の大学生カップルには重たい代物ですし、そもそも和也と水原はレンタルの関係なので尚更持っているには重たい指輪。

水原が和也のことを好きなのであれば返す必要はないんじゃないか?
とは思いましたが、好き=結婚ではないですし、やっぱり荷が重いですよね。

それに貰うなら和也から・・・なんてちょいロマンチックな話もあるかもしれません。

でも返すのは水原なりの優しさなんだと思いました。

水原の目的は『和也に最高の彼女ができること』。
最高の彼女が水原であるとは限らず、むしろ今は瑠夏ちゃんの方が立場としては近いですよね。
であれば、和也と水原を繋ぐ指輪は目的を阻害するアイテムでもあります。

和也に彼女ができる時に弊害を起こしたくない。という水原なりの和也への優しさを表しているのかなと思いました。

でも和也は持っていて欲しい

でもそれは水原の事情であって、和也の事情からすると恋人の証とも取れる指輪は返して欲しくないという思い。

指輪を持っていて欲しい理由なんて、『和ばあちゃんの機嫌を損ねないため』か『水原に渡したいか』の2択しかないんですよね。
でも前者の理由は和也が即止めましたし、最近の和也の様子からするとやっぱり後者しかないと流石の水原も気づいているのでは・・・

・・・とは言えやっぱり婚約指輪は重たいと思うんだよなぁ。
指輪の返却=関係の解消というイメージになりやすいですが、2人は指輪で繋がっているような関係性ではないですし、水原の意思で返せるタイミングで返した方がいいと思うんですよね。

だって真実がバレてしまうと、家宝を嘘で持っていかれたと捉えられかねられませんから。。。

ラスボスきちゃああああ!!!!!

麻美殿!!!!!!

やっぱこのカオスな状況には麻美ちゃんがいないとね!
足りないピースが揃ったことで、よりカオスな空間が生まれそう!

前も書きましたが、キャラ毎に牽制しあっている今のメンツでは退屈な旅行になりかねないので、それをぶち壊してくれる可能性を持った麻美ちゃんの参戦は大歓迎です!!

しかし外行き&上品な感じでまとめた麻美ちゃん、超可愛いですね。。。

ミスドでの戦いはどう幕引きをしたのか

麻美ちゃんが登場したことで一番気になる事は、麻美ちゃんと水原の関係です。

【満足度183】元カノと彼女⑤

ミスドで水原の味方をし、和也を敵と認定しようと誘惑していた麻美ちゃん。

麻美ちゃんの誘いに水原がどう返したのかは描かれていません。この誘いに水原が乗った(フリ)をしたのか、それとも拒絶をしたのかで麻美ちゃんとのやりとりも大きく変わってくるかなと思います。

どちらの答えであっても表面上は水原と仲良さそうな雰囲気を出してくるでしょうが、内面は天と地の差になるかなと。。。

来週はまずは麻美ちゃんと水原の掛け合いに注目かなと思います。

必要以上の仲の良さであれば拒絶、必要最低限の仲の良さであれば乗った、と見れるかな。

告白の決意

話を和也に戻しますが、和也は旅行中の告白を決意しました。

麻美ちゃんというハプニングのせいで告白どころじゃない・・・になるかと思いましたが、状況的には逆なんですよね。

和也は麻美ちゃんが和ばあちゃんに意図的に真実を話していないことを知っているので、嘘のまま放置するリスクを把握しています。なので嘘を真実にすることを急ぐ必要があります。
麻美ちゃんが出てきたからこそ、和也が告白を急ぐ展開になるのかなと思います。

ただ急ごうとすればするほど早いタイミングで瑠夏ちゃんの目から逃れる必要がありますが、そう簡単に行かないですよね。2泊3日の旅行ですが、早くも猶予は全くない状況になりました。

分水嶺を紐解く

今週の話で一番印象に残ったのが『分水嶺

あまり聞き慣れない言葉でしたが、こんな意味のようです。

1.分水界になっている山稜(さんりょう)。
2.《1が、雨水が異なる水系に分かれる場所であることから》物事の方向性が決まる分かれ目のたとえ。

2の意味で読むのが適しているかなと思うので、この旅行で和也と水原の関係の方向性が決まる分かれ目だと解釈しました。

方向性というのは、周囲につき続けているレンカノという嘘の関係。それを突き通したままにするのか否かという点かなと思います。
明かすかどうかで『和也と水原のハッピーエンド』に向けての展開は大きく変わりますし、その転機がこの旅行だったというモノローグ。

それを踏まえた上で何が起こるのか、というヒントが下記のワードでしょうか。

俺たちの運命の大河を劇的に大海へと近づける

分水嶺は川の始まり、スタート地点です。
川は海に繋がるので、大海というのはゴールを示しているのでしょう。

大海=和也と水原のハッピーエンド』を指しているのであれば、この旅行がゴールに向けて、流れが加速することを示唆しています。

ここまで歩んできた和也と水原の関係ですが、どちらかと言えば鈍い進みであったことには間違いありません。
でも勘違いして欲しくないのは鈍いから悪いということではなく、和也と水原なりのペースで進んだ結果、それがゆったりとした歩みだったということ。

それが突如加速する。和也と水原のペースではなくなるということです。
突如変わるのであれば、それは外的要因によって流れを早くさせられる可能性が高いかなと。

まどろこっしく書きましたが、キーはやっぱり麻美ちゃんです。

そして麻美ちゃんが普段のおっとり麻美ちゃんであれば和也と水原の川の流れを加速させるには不十分です。
となれば、やっぱり麻美ちゃんの持っている『真実の暴露』という爆弾が、河流の流れを劇的に早められることになるのかなと思います。

モノローグの未来視点

未来視点から語られるモノローグ。
これが旅行直後の未来なのか、もっともっと先の未来なのかも気になるところ。

この旅行で起こるのは「大海に近づく事」だけ。大海には辿り着きません。
でも「近づく」という表現は、大海に辿り着いたと知っているからこそ言える言い回しですよね。

大海に辿り着いていなければ、この転機によって近づいたかどうかなんて判断できないですから。むしろ未だ大河のままであれば、この大転機は大海から遠のいたとなるでしょう

なので、このモノローグを語る和也は、水原とハッピーエンドを迎えた未来から振り返っているんだと推察されます。

今と未来のギャップ

という事で、めでたく和也と水原の未来は安泰ということがわかりました。
・・・ただ、この旅行は安泰では済まないでしょう。

あくまでハワイアンズ旅行は大海に近づいただけ。辿り着きはしません。
そしてショートカット自体が必ずしも常に良い事とは限りません。あの時は辛かったけど振り返ったら良かったね、という経験は誰だってあるでしょう。

この旅行で起こる事は真実の暴露。
そこから起こる一悶着・・・では済まない混乱。

和也がついた嘘が嘘を呼んだ結果引き起こす大混乱。楽しみにしてます。

・・・結局、かのかりは水原しか勝たん!ってのがわかっている作品だけに、そこに至るための壁はとてつもなく高く分厚い壁であって欲しいというのが個人的な期待です。

それを乗り越えた先のハッピーエンドを見たいと思います。


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