2020年6月10日
週刊少年マガジンにて2014年から連載されていた長寿ラブコメ「ドメスティックな彼女」が完結しました。
少年誌にあるまじき設定(誉め言葉)には度肝を抜かれ、描かれる袋とじの破壊力と言えばもう・・・
ヤングアニマルかな?と錯覚することが何度あったことか・・・
凄まじい設定だけではなく、そこから描かれる各キャラクターの心の機微の描写は流石先生さすが!!という他ないですね。(激寒ギャグ)
・・・いやいや、ギャグでもなんでもなくラブコメで28巻も続くんです。
ドメカノがどれだけ素晴らしい物語だったのかはその巻数だけでも十分に物語っています。
そんなドメカノも8月17日に最終28巻が発売されたことでコミックスも無事に完結することができました。
昨今、何があって発売中止になるかわからないですからね。
・・・あくたーjうわ何をするやめろ・・・
アニメ2期が来ない限りはドメカノの展開もこれで終わりになると思うので、この機会にドメカノ全体を振り返ってみようと思います。
個人的見解丸出しになるので、一応先に断っておきますが・・・
- 僕はルイ派です
- でもヒナにも幸せになって欲しかった
- 結末に対して正解とか間違っているという見解は持っていません。
(好みはありますが)
前編・中編・後編と分け、前編では物語の根幹を色取ったナツオ・ルイ・ヒナについて振り返ってみたいと思います。
Contents
Look Back on RUI

ルイの成長なしには語れない
ルイ推しが語ると説得力皆無ですが、それでもナツオ・ヒナ・ルイの3人で一番成長したのは間違いなくルイです。
初めは恋の「こ」の字も知らないのにいきなりナツオとエッチする、冷静に考えてヤバい奴でした。
ですが、紆余曲折を経て徐々にナツオに惹かれていき、初めのころが嘘のように表情豊かになっていきました。
恋を知って変わっていく様はまさに女の子!
恋は女の子を変えると言いますが、まさにその通りでした。
恋の魅力を知る、相手の心情を感じ取れる、自分の我儘を突き通さなくなる
ナツオとの恋がルイの全てを変えたと言っても過言ではないでしょうし、それがルイという人をいい方向に成長させてくれたと思います。
本当に、本当に魅力ある女性になったと思います。
HighLight Scene

13巻の告白を受けるシーンは本当に好き。
ナツオのどっちつかずの態度に惑わされ、アルという自分だけを見てくれる人もいながら、初めての想いを大事にしたルイのピュアさ!
初恋が成就したことで、ここからさらに成長を遂げていくルイ。
ルイ推しとしてはここから10巻近くルイのターンが続いていたので、最高の時間が始まったタイミングです。
Look Back on HINA

【ヒナの変わらなかった良さ】
ルイとは対照的に、変わらなかったなっていうのはヒナです。
誤解しないで欲しいのは、変わらなかったことが悪い訳ではありません。
ヒナは最初からナツオに対して一歩引いた大人の立ち位置を貫いていました。
成人した大人が簡単に変わってしまう方が違和感を感じるので、ヒナはずっとヒナのままでいたことが良かったと思います。
むしろ、引いた立ち位置からずっとナツオを想い続けたからこそ、教師と生徒の恋愛がバレてもすぐ身を引くことができました。
結果としてそれがナツオの小説家としての道にもなりました。
大島での「さよなら」以降、ナツオの気持ちはヒナに向いていませんでした。
それでもヒナは姉として、時にはその立場を超えてナツオを愛し続けました。
姉目線や恋する女性目線とその時々でナツオへの接し方が変わりはしても、根本の想いだけは変わりませんでした。
その想いも含めて「変わらなかった事」がヒナの良さであるなと思っています。
・・・そういえば、「良さ」ではないんですが、男運のなさも変わりませんでしたね。
妻がいる柊さん、生徒で弟のナツオ、TA☆NE☆BE
どれもこれも一癖以上ある想い人ばかり・・・
HighLight Scene

大島でナツオを追い返したシーン。
ヒナからすれば決して幸せなシーンではありませんが、このシーンにこそナツオに対する愛が詰まっているなと感じます。
この時のヒナはどれだけの想いでこのセリフを選択しているのかと思うと、胸が痛くなる・・・
本当はヨリも戻したいし、このまま抱きしめていたいはずなのに、それでも愛しているからこそ拒絶を選んだヒナ。
数あるシーンの中でも、ヒナがナツオを愛していることがよく伝わるシーンだったと思います。
Look Back on NATSUO

2人に比べてナツオは・・・?
冷静に考えると、先生に手を出し、姉に手を出し、妹に手を出し、妹と子供を作っておきながら姉と結婚する。
この事実だけ書き出すと史上有数のやべぇ主人公なナツオ。
とは言え、愛なんてどこから降って湧いて出てくるかわからんもんですからね。
姉妹は血のつながりも無い訳ですし、まぁまぁまぁって感じ。
誤解されがちですが、ナツオ自身はそのシーンで一人の女性しか愛していないんですよね。
ヒナが好きな時はちゃんとヒナしか見ていませんし、ルイが好きな時はルイしか見ていません。
途中でモモや芹澤のアタックもありましたが、常に一人の女性を大事にしていたナツオ。
書き始めで「やべぇ」なんて前フリかましましたが、実は全然そんなことはなく、むしろあれだけの誘惑があっても浮気せず一途を貫いているんですよね。
・・・まぁ最後は2人の女性を愛する形になりましたけど・・・
HighLight Scene

ナツオじゃないじゃんって?
いやいや、確かにそうなんですが、このシーンメチャクチャ好きなんですよ。
作中でも言われていましたが、美咲は「BADルートのナツオ」でした。
美咲はモデルという夢を完全に失ってしまった女性であり、小説家を失いかけていたナツオにとっては近い将来の姿でした。
その美咲が紆余曲折を経て、人から信じてもらうありがたさを感じ、前に進む決意をしたシーンがここ。
ナツオの物語って「挫折」ばっかりなんですよね。
ヒナが去っていった時、小説が書けなくなったこと、ルイとの別れ。
特に美咲といたこの時期は小説とルイを失っていただけに、一番辛い時期でした。
一歩間違えれば美咲と同じ道を歩んでいたかもしれないけど、同じ境遇の美咲を見てナツオも前に進みだすことができた。
ナツオにとって作中で最も挫折していた時期から脱出できたシーン。
コマとしては美咲のコマですが、ナツオにとっても重要なシーンだと思ったのでこのコマを選びました。
中編は3人を支えた?サブキャラクター編!
中編はナツオ・ルイ・ヒナを支えたサブキャラクターを振り返ってみます!
登場キャラクターがたくさんいるので選ぶことが大変でした。
中編は明日公開予定です!
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