【五等分の花嫁】《最終話 五等分の花嫁》ハッピーエンディング!

五等分の花嫁
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振り返ればあっという間だった2年半!

さぁ最終回だ!

最終話、ネタバレありで感想記事です。

五つ子ゲームファイナル!(答え合わせ)

前回、左から5、3、4、2、1と予想しましたが、見事に全ハズレでした。

これは愛がない証拠ですね・・・

正解は左から1、2、4、3、5でした。

まぁ、そう言われると確かにそう見えなくもないが、それでも1、4、5の見分けがつかないな・・・

しかし5人とも見抜いたのはよかったですね。

愛があれば見分けられる

風太郎が5姉妹を見分けるためにずっと追い求めていたことですが、積み重ねた時間によって5人それぞれに対しての愛が成熟した様に思えます。

もちろん恋愛感情という意味での愛は四葉に対してですが、愛の形は恋愛以外の形もありますし、それぞれへの愛の形は風太郎が1人ずつ説明していったことなのかなと思います。

4人に伝えたメッセージ

五つ子ゲームの中で、一花、二乃、三玖、五月にはそれぞれメッセージを送っていましたが、風太郎のメッセージは5年前にボートでの零奈とのシーンの対比になっているのかと思いました。

5人のメッセージを最終回のメッセージとそれぞれ比べて見ていきます。

一花へのメッセージ

一花には怠惰だなんだと言いつつも、昔から根気があることを認めており、夢に向かって強く立ち向かっていく姿勢を風太郎は羨ましく見ていた。

また、世間で言われているクールビューティーと根気強いってのは反しているイメージですよね。

いかに一花が世間に努力している姿を見せず、影で努力をしているのかを表しています。

そんな努力している姿を風太郎は眩しく見えたのではないでしょうか。

二乃へのメッセージ

二乃の姉妹贔屓の理由が昔はわからなかったものの、5年経ち成長した風太郎はそれを理解できる様になりました。

二乃とのやりとりは考察が難しいんですが、風太郎は二乃を強い娘だと思っていたが、実は弱さも兼ね備えていたため、もっと寄り添ってあげるべきだったという風太郎の後悔でしょうか?

また、二乃の後悔していないは、もっと強がらずに素の自分を出していれば風太郎にも理解されて、もしかしたら二乃と結ばれる将来もあったことに対する言葉でしょうか・・・

三玖へのメッセージ

暗い顔をしていた三玖は、自分への自信をつけることができ、昔とは変わり明るい顔をできるようになりました。

5姉妹の中で一番成長したのは三玖ではないでしょうか。

当初は自分にできることは他の姉妹にもできると思っていたのが、徐々に三玖が自分らしさに自信を持っていきました。

二乃はまだ風太郎と結ばれなかったことを割り切れていない様に見えますが、三玖のこの表情はすでに次に向かって進んでいる様に見えますし、本当に強くなったなと思います。

五月へのメッセージ

五月は昔は相性が悪かったと・・・あれ?変わってない・・・?

昔はお互い歩み寄れない部分がありましたが、今の喧嘩は痴話喧嘩みたいなものですね。三玖の語り口からも仲が悪いからの喧嘩ではないですし、仲が良いからこそ、遠慮することなく正直に話せるのでしょう。

正直に話せても相性が悪いんだからマジでヒロイン候補じゃなかったんだな・・・

しかし、五月が本音で話せるということは、ずっとお母さんの代わりをしていた五月ではなく、五月自身の言葉で話せるという成長にも感じます。

喋り方が戻ってますけど、長い間敬語だったことで逆にこっちが自然な五月になったのかもしれません。

Tips:なぜ五月は風太郎がキス魔だと知っている?

天然キス魔とは得てしていいネーミングセンスだと思います。

風太郎からキスを迫ったことはないのに、五月以外とはキスを済ませているんですから。

しかしこのキス魔っていうのは、学園祭でのキスの事なのか、はたまた鐘キスの事なのか。

二乃と三玖であれば風太郎とキスしたことでマウント合戦をし始めそうですが、一花と四葉は言わなそうだなって思うんですよね。

となると、きっと鐘キスことを五月は天然キス魔って言ってるのかなって思います。

結婚式には4姉妹は参加していない・・・というかこの会話をしている裏で風太郎と四葉の結婚式は進行中で4姉妹は五つ子ゲームの準備をしていたんですね。
(4姉妹が式にいないのは前回の話で風太郎が話していました)

鐘キスの事実を話しているのが誰かはわかりませんが、いずれにせよ五つ子ゲーム前にキスの事実を知った五月は風太郎をキス魔と読んでいるのかと思います。

五月の貞操概念から言っても付き合う前にキスしているのはナシな気がします。

本当は五月以外の全員とキスを済ませているのにね

四葉へのメッセージ・・・

四葉へはこのあっさり感。

他の4人には一言ずつメッセージを伝えていましたが、四葉にメッセージはありませんでした。

それは逆に、この場でわざわざ四葉には伝えるメッセージはない、ともという風にも見えます。
夫婦になったからこそって感じですね。

メッセージを伝えるのもノロけっぽいですが、伝えなのもノロけっぽくでGood!!!

また、零奈との会話の中で、「思い過ごしか・・・」というセリフがありました。

もしかしたら風太郎も四葉が京都の子と少し勘付いていたのかもしれません。

結局答えは明かされませんでしたが、もしかしたら四葉だったかも・・・と思ったのかもしれませんね。

5年前の鐘の下でのキス思い出す

少し前の記事で書いたと思いますが、まだ回収されていない伏線として鐘キスの相手は誰だったのかというのがありました。

四葉ルートと確定した時点で鐘キスの相手も四葉だったと判明したものの、まだ答え合わせはなかったんですよね。

5年前を思い出せ、というのは以前にでてきた結婚式でのシーンと繋がっています。

8巻 27P

風太郎鐘キスの相手が誰か気づいてなかったんか!!って思いましたけど、これで読者視点でもやっと鐘キスの答えをもらうことができました。

よかったよかった。

トレードマークを捨てた四葉

結婚式後、四葉はトレードマークであったリボンを捨てました。

そもそも四葉のリボンは10年前(11年前?)に風太郎と出会った時に、風太郎が四葉と一花を見間違ってしまったことから着用し始めたものでした。

11巻 45P

風太郎に見つけてもらうために身につけたトレードマークでした。

ただ、今見るとお母さんの返事もいいですね。

お母さんの返しは「愛があれば必要ない」というのを遠回しに言っている様に見えますし、実際その通りになりました。

鐘キスをしたのが四葉だと気づいた風太郎。

トレードマークのリボンがなくても、五つ子が並んでも四葉を気づける様になりました。

四葉の10年越しの思いが成就したシーンでしたね。

めちゃくちゃ良いシーンだ!!!

四葉が話したいこと

鐘キスの答え合わせは終わりましたが、四葉が風太郎に伝えていないことはまだあります。

そもそも京都で会った子が四葉だとまだ伝えていません。

四葉が五月に頼んだ零奈の正体も明かしていません。

他にも、四葉が気持ちを隠してき風太郎と過ごしてきた日々で本当はこうだったんだよって言いたいこともたくさんあるんでしょう。

思いが成就したからこそ、このシーンだって振り返って風太郎に話せるのかなと思います。

五つ子ってめんどくせー

5年前も今も、「五つ子ってめんどくせー」という言葉は一言一句変わらないと思いますが、その意味合いはネガティブなめんどくさいからポジティブなめんどくさいに変化していると思います。

5年間の変化がめんどくさいのセリフに詰まっていてとても素晴らしいラストでした!

最高のラブコメだった!

5人がメインヒロインであり、姉妹でもあるというラブコメとしてはかなり高いハードルの設定だった五等分の花嫁。

一夫多妻制ではない以上、5人の内4人は負けヒロインとなってしまいますし、どうやって処理をするのだろうととても不安でした。

しかも5人それぞれがとても魅力的に描かれており、明確に「負け」の姿を描くのはファンが一気にアンチ化する恐れもありましたからね。

その中で選ばれたのは四葉でしたが、四葉のバックボーンの深さ、それ以外の4人も風太郎との恋は叶わなかったものの、それぞれが夢に向かって進んでいく姿を描くことで、全員が幸せな未来を掴み、全員がハッピーエンドという素晴らしい物語だったと思います。

また、物語全体もよく作り込まれていましたね。

連載当初からこのエンディングを想定して道を作ってきたのだと思いますが、その構成力は圧巻でした。

連載当初から五等分の花嫁を読めたことをは本当に幸せでした。

春場ねぎ先生の次の作品に超期待します!

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