マガジンのラブコメ王こと瀬尾公治先生がまたまたやってくれましたね!
ヒットマン最終回 & 女神のカフェテラス新連載スタート!
君のいる街→風夏に続き、2度目の最終回&新連載という偉業を改めてやってくれました。
よく「週刊連載は地獄」と聞きますが、ほぼ休みなしで描き続ける瀬尾先生の活力はいったいどこからくるのでしょうか・・・
ファンからしたらありがたいことですが、逆にちょっとヤバい人なんだなとも思ったりします。
(冷静に考えて最終回&新連載スタートはヤバいから間違ってない気がする(褒め言葉))
そんなヤバい人の作品、ヒットマンと女神のカフェテリアの感想を書いていこうと思います。
Contents
ヒットマン
瀬尾作品らしくなかったチャレンジ作
自分は瀬尾作品の「らしさ」というのは以下の要素が盛り込まれていることかなと思います。
- 主人公がサブヒロインと付き合う
- 恋愛に関わる人が誰か死ぬ
- メインヒロインと一度は別れる
涼風では①ほのかちゃんと付き合い、②津田が死に、③涼風とは一度破局
君のいる街では①明日香と付き合い、②風間が死に、③柚希とは二度破局
風夏では①秋月風夏と付き合い、②秋月風夏が死に、③(秋月)風夏と一度破局
風夏だと「風夏」という名前で秋月風夏と碧井風夏の2キャラクターがメインヒロインとしていたため、「風夏」と一度破局という視点もあるかなと。
ただ、涼風、君のいる街、風夏では繰り返されてきた歴史が、今回のヒットマンは繰り返されませんでした。
①サブヒロインと付き合わない!
今回のヒットマンについてはサブヒロインの要素をもったキャラクターは何名か出てきましたが、剣崎と付き合うまではいかず、翼との恋愛に一直線に進むという王道のストーリーでした。
とは言えほぼ全てのサブヒロインを虜にしたハーレム主人公の地位にはいた剣崎龍之介。

一番近づいたのは中盤以降に突然出てきた新人声優の若葉ちゃん。
ですが、剣崎は浮気心を見せずに翼一筋を貫き通しました。
過去作と違って「社会人」と「学生」という立場の差はあるのかなと思いますが、一途な主人公はなかなか王道なキャラクターだったと思います。
②誰も死なない!
必ずヒロインに近しい誰かが死んできた瀬尾作品。
前回の風夏ではメインヒロインの秋月風夏を死なせるという偉業までした結果、それ以上・・・つまり誰もが「次は主人公か!」と思った113話。

好きな人の元想い人(津田)、好きな人の彼氏(風間)、好きな人(風夏)と徐々に死の宣告がメインキャラクターに近づいてきていたので、次は主人公でくるのかよ!!と思ってしまう剣崎の事故でしたが、今回は見事に回避w
作中で「桂木先生が20年間の伏線を使った」というシーンがありましたが、この事故のシーンで読者の予想を裏切る形こそまさに、「瀬尾作品の過去の積み上げを使った」とも言えるシーンだったと思います。
③メインヒロインと破局しない
涼風は一度、柚希は二度、風夏は(秋月)風夏と一度別れ(碧井)風夏と付き合う、と必ずメインヒロインとの別れを描いてきた瀬尾先生ですが、今回のヒットマンはほぼ剣崎と翼の順風満帆な恋愛劇でした。

終盤に一度だけ別れを持ち出したシーンはあったものの、結局破局せず。
剣崎と翼は一度も別れることがない・・・どころか付き合ってからは修羅場と呼べるものすらないほど順調なお付き合い。
これも瀬尾先生らしくない展開で、事故同様に新しいチャレンジの一つだったのかなと思います。
①〜③まで過去になかった要素を取り入れてきたヒットマン。
これが瀬尾先生の中で手応えがあったのか、それとも過去の方がよかったのかは今回の新連載に反映されてくるのかなと思います。
瀬尾作品らしい「世代を超えた交流」は健在
新しいチャレンジをした一方、瀬尾先生らしい要素が残っている部分もあり、その一つは「過去作品と時間軸を共有していること」でした。

今も「涼風」のキャラを見られるのは嬉しい
明日香、BlueWellsをネタにした漫画を描くストーリーもあったため、以前よりも過去作を使った感がありましたが、それでも前作のキャラを見られるのはファンにとってはアフターストーリーを見せてもらっているような感覚なので嬉しい事に間違いはないですね。
個人的な感想で言えばどっちつかず感はあった
過去とは違うストーリー構成でしたが、個人的な意見を言うのであれば瀬尾先生の魅力は昼ドラに負けないぐらいのドロドロ具合だと思うので、ヒットマンはちょっと綺麗すぎたかなとは思いました。
君のいる街の柚希の風間を巡る一連の葛藤、風夏の秋月風夏が死んでからの優の葛藤は本当に心苦しいものがあり、読んでる側にも伝わってくる重苦しいストーリーであった一方、それを乗り越えていったシーンは感動できるシーンでした。
(青人くんがクズなことは置いといて)
そういうドロドロしたシーンが好きだからこそ、それがなかったヒットマンにはラブコメとしての物足りなさを感じてしまったかなと思います。
また、「マンガを作る側の漫画」としてやはり思い浮かぶのはバクマン。

まさか他社の作品名がでてくるとは
そもそも「友情・努力・勝利」のジャンプとは土俵が違うマガジン。
作家側の立場で「アニメ化して亜豆との結婚」という明確なゴールがあったバクマンと違い、より難しい編集者の立場で明確なゴールが見えにくいヒットマンというのも、物足りなさを感じた部分ではあります。
そもそもラブコメじゃなく漫画編集者のファクション的な漫画だったのかもしれませんが、やっぱり瀬尾漫画で見たいのはラブコメだなと思う作品でした。
ヒットマンで一番の名シーン
翼が彼女になってからデレたシーンは破壊力抜群でした。

この時はまだ性欲モンスターだとは思ってなかったので、とにかく可愛らしい印象しかなかったですね。
今はもう性欲モンスターのイメージしかないですが。
ヒットマンで一番の名言
間違いなくこれですね。

週刊少年ジャンプの編集部にこのコマ送ったれや✌︎('ω')✌︎
女神のカフェテラス
ヒットマンが終わり、同じ号で始まった女神のカフェテラス。
5人のヒロイン・・・と聞くとやはり五等分の花嫁を思い出してしまいます。
ただ、こちらは5つ子ではないので見た目も違いますし性格も年齢も違います。

今のところメインヒロインは桜花ってところでしょうか。
1話から一悶着してツンな部分を発揮していますし、19歳同い年というのもポイントですね。
ただ、涼風(ショート)、柚希(ロング)、風夏(ショート)、翼(ロング)と来ている従来の瀬尾作品のセオリーだと、ロングキャラは除外されてしまいますが・・・
ヒットマンでそのセオリーを崩しただけに、この辺はどうなるか楽しみですね。
どうせなら5人全員と一度ずつ付き合うっていうはっちゃけたストーリーを見てみたい気がします。
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