【彼女、お借りします】《1巻》レンタルから始まる恋がある!!

コミックス感想
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本記事を書いている2019年12月現在、『彼女、お借りします』は13巻まで発売されています。
本来であれば発売されたばかりの13巻のレビュー記事を書きたいところなんですが・・・

13巻を語るには12巻に触れたい・・・
12巻に触れるには11巻の話を・・・
11巻の話をするなら10巻・・・

となり、じゃあ1巻からやればいいじゃん! という結論になりました。

アニメ化も発表されたことで、今後原作を読む方も増えると思います。

原作を読んだ方向けの記事ですが、2巻以降のネタバレには触れない形で1巻の感想&考察記事を書いてみようと思います。

彼女、お借りします 1巻 あらすじ

都内在住のダメダメ大学生、木ノ下和也(20)。ある日、“ワケアリ”の超絶美少女、水原千鶴との出会いをキッカケに、彼の人生は大きく変わり始めて──!?“リアル”輝く“レンタル”ラブライフ、開幕!

マガポケ 彼女、お借りします ページより

『彼女、お借りします』は2017年7月より週間少年マガジンにて連載中の作品です。
作者は宮島礼史先生。(代表作:AKB49〜恋愛禁止条例〜)

主人公・木ノ下和也がとある理由で水原千鶴と出会うことにより描かれる、ダメダメ大学生の青春ラブコメ物語です。

1巻の雑な紹介

大学生活開始から付き合っていた彼女・麻美ちゃんにフラれた和也は、寂しさを紛らわすためにレンタル彼女・水原千鶴をレンタル。
レンタルデート中に和也のばあちゃん・和(なごみ)が倒れたと言う知らせを受け、病院に水原を連れて行ってしまった結果、和、木ノ下父母に水原を「彼女」と紹介してしまったことから話がこじれ始めます。

レンタル彼女の水原は同じ大学に在籍していて、アパートの隣人でした。
当人同士だけが近しいだけではなく、水原のばあちゃん・小百合も和ばあちゃんと同じ病院に入院していることが発覚。

水原も後に引けなくなり小百合ばあちゃんに彼氏と嘘をつきその場をしのぐも、身内だけでなく和也の友人、元カノ麻美ちゃんにも彼女と紹介してしまい大混乱。

和也は水原に迷惑をかけつつも麻美ちゃんとの復縁を狙うが・・・

1巻で押さえておきたいポイント

麻美ちゃんに未練タラタラのダメダメ主人公和也

水原をレンタルして両ばあちゃんに紹介してしまった和也ですが、現時点では水原には全くなびいておらず、麻美ちゃんLOVE状態が続いています。
それでも和也のクズっぷりは1巻から全力ですね。

・もう借りない・もう迷惑はかけないの約束は即撤回
・レンタル彼女の規約より自分の都合優先
・隙あらば麻美ちゃんを思い出して(ピー)する

いやー、すばらしい!
自分の都合しか考えないクズっぷりですが、逆に人間味がある男子大学生って感じがするんですよね。
個人的には変に取り繕わない分、和也の人間性はよりリアルっぽくて好きです。
クズなのにたまに男らしさを見せるところも好きです。
その「ちょっとカッコつけよ」みたいなところもリアルだと思います。

メインヒロインは水原なのでいずれは水原想いにシフトしていくわけですが、それまで麻美ちゃんへの未練を残しつつクズな行動をしていく和也には要注目です。

結果的に親切なレンタル彼女・水原千鶴

和也に水族館、病院、和也の部屋、居酒屋と連れ回される水原。
和也と2人っきりの時はプライベートモードになる場面もありますが、レンタル彼女の仕事をしなければいけない場面ではどんな理不尽な状況でも徹してくれています。
基本的に規約を中心に動きますが、根が親切なので有事の際には助けてくれる優しい人です。

和也の部屋に和ばあちゃんが来た際、最初は会うことを拒否していましたが、最終的には和也の部屋を訪れてくれました。
ただし、決して和也のためではなく、和ばあちゃんが寂しがっている事に対してフォローするための対応でした。
そして、木ノ下一家を見ている水原はこんな表情をしています。

家族がいる和也を見て何か思っているように見えます。
少なくとも1巻の時点では水原の両親はでてきていないので、その辺に関係しているのかなと思います。

また、居酒屋でも麻美ちゃんからの和也ディスに対して何も言い返さない和也の代わりに、「彼女」として怒っていました。
本当の恋人ではない水原が怒っても得することはないんですよね。
あえて理由をつけるのであれば、木部に怪しまれないようにというところですが、そこまで理で動いていたようには見えないので、素直に「彼氏」を守ろうとする彼女役に徹していたことと、やっぱり親切なキャラなので親切心での行動だと思います。

七海・ダークサイド・麻美ちゃん

あっそう・・・

お金の受け渡しを見た父

父は何を思うのか・・・
現状ではレンタル彼女がバレる伏線にも見えますが、和也が渡している/和也が貰っているのどちらにでも受け取れるかと思います。
ただ間違い無く言えることは、「和也がクズ認定されているので、和也に何か理由があると確信している」ことですね。
悲しいなぁ・・・

和・小百合ばあちゃんを騙せているのか

1巻の最大のポイントはここだと思います。
和也が水原を紹介した際に、水原はこう自己紹介していました。

「初めまして 水原千鶴と言います」

水原千鶴はレンタル彼女上の名前で、水原の本名は「一ノ瀬ちづる」です。
また、小百合ばあちゃんのフルネームは「一ノ瀬小百合」です。
家庭環境は人それぞれなので苗字が違うことがおかしいと言う訳ではありませんが、苗字の違いは和也のばあちゃんなら不信に思ってもおかしくないと思います。

水原が両ばあちゃんにごまかしたシーンも何か思うところがある感じでした。

水原はレンタル彼女で、充分な演技ができることは1巻の中でも多く描写されていましたが、明らかにごまかすような素ぶりはありますし、身内であれば気づいてもおかしくなさそう。
両ばあちゃんは仲が良く、相手の孫を気に入っているので嘘だとわかっていても無理やり本物にしてしまおうと画策することが伺えます。

親には子どもの嘘はバレるのが定めですからね。
和也と水原は必死で隠し通そうとしてしますが、スタートの時点で付き合っていないとバレていると思います。

コミックスで追加されたシーンの意味

1巻の最終ページ、マガジン掲載時にはなかったシーンです。

1巻の作画って今見るとかなり違ってるんですよね。
このページの水原は1巻のそれまでのデザインと違ってかなり鮮麗され、より今(2019年)に近いデザインですね。
とても綺麗に描けている水原ですごい好きなシーンです。

気になるのはこのシーンの追加された意味ですね。
ストーリー上は居酒屋で途中退席した後の水原です。
『せんばづる』というDVDを返却し、もう一度レンタルする水原。
居酒屋の1件がなくても再レンタルするつもりだったのか、居酒屋の1件があったから再レンタルするつもりになったのか。

この時点では理由はさっぱりわかりませんが、無意味なシーンを追加する理由もないと思うので、何かしらの意図はあると思います。

1巻時点でのキャラ相関図

主要キャラだとこんな感じですかね。
綺麗な麻美ちゃんはかわいいんだけどなぁ・・・

まとめ

と言うわけで、1巻の感想でした。
上でも少し触れましたが、まだキャラデザの線が少し太い時期ですね。
決めのシーンは今と同じように繊細なデザインですが、全般的には太めな感じかと思います。
ただ、それでも水原が全般的にかわいすぎるんだよなぁ・・・

2巻も同じ形で感想・考察します。
自分はこう解釈した、このシーンはこういう意味だなどありましたら、ぜひコメントをお願いします!


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コメント

  1. […] 彼女、お借りします 1巻 感想&考察本記事を書いている2019年12月現在、… […]

  2. […] 【彼女、お借りします】《1巻》レンタルから始まる恋がある!!本記事を… […]

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