【彼女、お借りします】《第209話 楽園と彼女㉒》恋心。その原点に立ち返る。

彼女、お借りします
この記事は約5分で読めます。

【彼女、お借りします】《満足度209 楽園と彼女㉒》の感想記事です!


記事がおもしろければコメントや下記のSNSで記事の拡散、Twitterのフォローをお願いします! ↓ Twitterのフォローはこちらから!! ↓


記事の感想もお待ちしています!

最新22巻、発売中です!!

久々に『よかった!』と思える回だった

209話の細かいところを触れる前に先にまとめ感想になってしまいますが、今回の話をまず1回読んだ時に思ったことは素直に「よかった」という感想だったんですよね。

水原が大切にしている恋心

その根源を思い出させてくれる回だったと思いますし、改めてかのかりの原点に立ち返った様な回だったなと感じました。

では、そんな209話を見ていきましょう!

2人の麻美ちゃん

和也と水原、2人の悩みの種である麻美ちゃんという存在。

水原の問いは簡単に聞いている様でとても勇気のいる質問でした。
なんで勇気がいるのかは後ほど。
まずは、和也の回答を見てみましょう。

和也の反応を見れば、麻美ちゃんの態度が180度違うのなんてすぐにわかりますよね。

水原の前では和也をストーカー呼ばわりしているのに、和也の前では「不幸にしない」なんて矛盾しています。
でもそれが麻美ちゃんの『顔』なんですよね。

和也の前では『良い子の麻美ちゃん』を徹底して演じている。
その結果、和也が疑う事をしないように誘導している。

水原が見ている麻美ちゃんとは全く違います。
水原の前では『程よく裏を見せる麻美ちゃん』を見せていますし、どちらが本性に近いかは明らかですよね。

・・・とは言え、麻美ちゃんの本性はもっと凶暴なので、あくまで『本性に近い』というのが適切かなと思いますが。。

再確認した麻美ちゃんのギャップ。

水原も元々わかってはいたでしょうか、それでももしかしたら和也も気づいているかも・・・なんて期待もあったかもしれません。
和也が気づいていれば、2人で立ち向かう選択肢もあったはずですから。

和也の中の麻美ちゃんは今も良い麻美ちゃん

問いかけはしたものの、結局それを崩す勇気は持てなかった水原。
でもその反応で、水原の中で和也がどれだけ大事な存在なのかがよくわかります。

閑話休題:和ばあちゃんはどっちだ?

209話の話の流れを踏襲し、一旦ここで和ばあちゃんのことを確認しておきましょう。

水原と麻美ちゃんのトイレでのいざこざを見届けた後、和也の下を訪ねてきた和ばあちゃん。

目的は一つ。誰が嘘をついているのかを知りたいのでしょう。

和ばあちゃん視点から言えば、孫を加害者だと言う麻美ちゃんが嘘つきなのか水原を陥れようとする孫が嘘つきなのかそれとも孫と麻美ちゃんを混乱させている水原が嘘つきなのか

考えられるパターンは3択だと思います。

ただ、素直に嘘つきは誰だ?なんて聞いて答えがでてくるものでもないでしょうし、和ばあちゃんなりに探りを入れるのかなと思います。

普段の麻美ちゃんはどんな子なのか、水原との関係はどうなのか、等等

いくつかの情報を集めた結果何を信じるのかと言われれば孫を信じると思いますけど、肝心の孫に裏切られていたという事実を知った時にどんなアクションを起こすのか。

そのための布石にもなる問答になりそうな予感がします。

大切な『恋心』だからこそ踏み出せない一歩

209話の何がよかったって、冒頭でも述べた通り『恋心』が重要だということを思い出させてくれたことなんですよね。

まずは和也の恋心。

もう1年も前、大学入学と同時に付き合い始めた初めての彼女・麻美ちゃん。
すぐにフラれてしまうも、麻美ちゃんへの未練を捨てられず、ずっと心の片隅に麻美ちゃんという女の子の存在を抱え続けていました。

【5巻】満足度41 彼女とベランダの約束①

水原と出会って徐々に麻美ちゃんの存在は薄れていく訳ですが、それでも和也には和也なりのプライドがあり、麻美ちゃんに対する恋心を真摯に考えていました。

和也の恋心は水原も把握しています。
和也の中でどれだけ麻美ちゃんという存在が大きかったのか。それを知っているからこそ、『和也の中の麻美ちゃん』と『水原が見た麻美ちゃん』のギャップを水原が抱え込んでしまっている訳です。

時が経ち、今の和也の恋心は水原に向いている訳ですが、『麻美ちゃんへの恋心』の答えが見つかったのかと言われればそれはノーです。

その答えを見つけることも、水原への恋心を成就させるのと同じぐらい重要な要素ですね。

そして水原の恋心。
もはや言わずもがな。説明不要でしょう。
ここまで来て和也を好きじゃない訳がありません。

水原は『水原』と『和也』を天秤にかけて悩んでいる状態。

水原が『水原』を選べば、麻美ちゃんの本性を和也に告げることで和ばあちゃんに真実がバレ、糾弾されることを防げるでしょう。
でもその代償は『和也の恋心』。
麻美ちゃんのことを真摯に考え続けた期間を壊してしまう代償を和也に払わせることになります。

一方で『和也』を選べば、『和也の恋心』は綺麗なまま保持されるでしょう。
ですがその代償として和ばあちゃんに真実がバレ、これまでの関係が消えてしまう未来がある。
それは『水原の恋心』も潰える未来でもあり、亡くした家族を改めて亡くすことと同義です。

和也を大切に想うからこそ、和也の想いも大切にしている水原。

ここですよね。ここが209話で一番良かったポイントです。
大切だと思う『恋心』、大切だと想う『和也』。

その両方があるからこその水原の悩み。

水原の中でいかに和也という存在が大切なのか伝わってくる展開なのがめちゃくちゃ良かったです。

水原は待つ。

決断は和也に委ねる。

プロのレンタル彼女として、その立場を弁えて自分の想いより和也の想いを優先する水原。

その選択が吉と出るのか凶と出るのか。
そもそも本当に『和也だけ』が決めることなのか。

原点の『恋心』に立ち返ったことで、今後の展開もかなり期待したくなりました!


広告

--------------------------------------------------------------------------------
電子書籍を買うならebookjapanがオススメです!
圧倒的なポイント還元超お得なセール割引で他よりも安く買えます!!

--------------------------------------------------------------------------------
記事がおもしろければコメントや下記のSNSで記事の拡散、Twitterのフォローをお願いします! ↓ Twitterのフォローはこちらから!! ↓


記事の感想もお待ちしています!

コメント

タイトルとURLをコピーしました