【彼女、お借りします】《第148話 嘘と彼女②》和也にできること!

彼女、お借りします
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水原主演映画も公開間近。
後は編集が終わるのを待つだけだったはずなのに、起こってしまった悲劇。

倒れてしまった小百合ばあちゃんはかなり危険な状態に。

夢が叶うまでもう一歩のところで潰えそうになっても、水原はそれでも強がり、和也への謝罪をします。

そんな水原を見てできることはないかと模索する和也。
「偽物の」彼氏である和也は水原に何ができるのか

そんな「満足度148 嘘と彼女②」です!

前回の感想記事はこちら!

ラストチャンス

小百合ばあちゃんの容態は、奇跡でも起きない限りはもう数日と持たない状況。
水原と和也が嘘をついている「偽の恋人関係」について、真実を伝えるのであればもう時間の余裕はありません。

和也・水原合同誕生日パーティーがあった日から、水原に説き伏せられたものの納得はしていなかった和也。

小百合ばあちゃんに真実を伝えるため、水原を説得するラストチャンスです。

和也はあくまでも”水原”のために

小百合ばあちゃんに嘘をついたまま旅立たせる。

和也はずっと真実を告げないままでいいのか悩んでいました。

その背景にあるのは、小百合ばあちゃんを騙したまま送るわけにはいかない
・・・という想いだと今週の和也を見るまでは解釈していたんですが、違っていました。

今も昔も和也の眼には水原が映っており、和也が心配しているのは「水原に残る罪悪感」。

前回、水原に問いかけた時も同じような問いかけでした。

【11巻】【満足度90】彼女と期限①

全ては水原のためを想って

小百合ばあちゃんを騙している罪悪感も当然あると思いますが、何よりも水原のことを最優先に考えている和也。

自分のことよりも水原を優先する信念だからこそ、「(小百合ばあちゃんが)恨んで死ぬ」と脅されても、和也の答えは「構わない」だったんだと思います。

水原もまた・・・

和也が水原を優先に考えている一方で、この水原のセリフもまた「和也のことを想って」と取れるニュアンスだなとも感じます。

水原が真実を告げたくない理由は「今際の際に悲しませたくない」でしたが、一方でこのセリフから考えられるのは「和也を悪者にしたくない」という思い。

水原のお人好し具合を考えれば誰かを悪者にしたくないというのも考えられますが、相手が和也だけにやっぱり・・・と思ってしまいます。

(しかしこの水原がキレイ・・・)

悲しい真実は嫌い

悲しい真実なんて 私は嫌いよ

このセリフが水原から出るのか・・・と感慨深くなりました。

今まさに水原に突き付けられている現実こそが「悲しい真実」であり、「嫌い」という言葉が強がっている水原の本心なのでは・・・。

和也にできる最後のこと

水原の為にもうできる事はないと思っている和也の元に来た1通のLINE

部長・・・と書かれてるのでしょうか。

田臥さん(映画監督)が部長かどうかわかりませんが、このタイミングで和也にできる事と言えば「水原と小百合ばあちゃんに映画を見せる事」しかありません。

小百合ばあちゃんについている嘘の呪縛から水原を救い出すとともに、水原の夢も叶えることで、小百合ばあちゃんの命に後悔を残さずに旅立たせることができます。

次回は「群青の星座」

群青の星座」は水原主演の映画のタイトル。

和也が走って行ったことを考えれば、間違いなく映画の編集が完了した連絡を受けてフィルムを取りに行ったんでしょう。

小百合ばあちゃんの体調を考えれば映画館での上映は叶わなくとも、病室で見せることは可能です。

来週、再来週と「2人の夢編」のクライマックスが待っていそうです。


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