【彼女、お借りします】《第131話 撮影と彼女③》水原が後悔しない理由

彼女、お借りします
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撮影を通じて女優として圧倒的な演技をする水原を見て、将来の差に不安を感じてしまった和也。

意気消沈してしまった和也は水原とどう絡んでいくのでしょうか。

131話 撮影と彼女③のネタバレありの感想記事です。

前回記事はこちら

「おはよう」すら手間取る重症さ

和也は水原のことをメチャクチャ気にして話しかけにくくなっていますが、やっぱり水原視点ではそんなことはないようですね。

「おはよう」というたかだか朝の挨拶ですが、それすら言うのに手間取る和也です。

一方の水原はそんな距離感は気にするそぶりもなく、普通に挨拶できていますね。

挨拶一つでお互いの考えている距離感が丸わかりでした。

アクチノバチルスアクチノマイセテムコミタンス

ふむふむ・・・

何を言ってるんだかさっぱりわからんね

役者殺しの噛みセリフシーンということだけは伝わりました

お久きゃっつ

和也のたどたどしい態度を見て、水原は「嫌われたままだとやり辛い」と和也に文句を言います。

久しぶりのきゃっつ水原でしょうか?

以前のるかちゃんお泊まり事件の際と同じで、和也の反応から嘘を見抜いているのかなと感じます。

「なんか隠してんなコレ」

っていうきゃっつ表情がいいですね。

水原自身、本当に「嫌われた」なんて思ってもいないでしょう。

和也が何か悩んでいると察して、本音を言いやすくするために少しオーバーな言葉を選んだのかなと思います。

映画撮影中でも水原が和也をちゃんと見てくれている証拠かなと。

ぎこちない和也を見て水原が距離を縮めに来るっていういいシーンでした。

「自分の人生」と「他人」

前回の130話で、和也は将来の水原との距離感を感じてブルーになっていました。

今の2人の立ち位置は、将来は「女優」と「コンビニ店長」であり、そこに対する差を感じていました。

まぁ、水原が大女優になったら収入の差は間違いなく大きいと思いますし、男であればそこにコンプレックスを抱くのもわからなくもないですけどね。

そんな偉大な人の人生を邪魔しちゃいけないと考えるのも、ネガティヴ思考モードであればわかります。

水原の回答もすばらしかったですけどね。

「自分の人生」を見て「他人」と比べるものではないと、なかなか20歳で言えることじゃないですよ。

ただ、和也の場合は水原を「他人」と割り切れる相手じゃないからこそ悩んでいるってのもミソだったかなって思います。

好きな人

イチローやメッシなど手を伸ばせない相手と比べているわけじゃなく、手を伸ばしたいのに伸ばしちゃいけない相手だからこその和也の葛藤でしたし、水原の近くにいたいと思うからこその悩みだったので、「自分の人生」と「他人」で簡単に割り切れるものでもないのかなと思います。

和也が欲しかった答え

だからこそ、前のコマに続いてこのコマもあって100点満点の回答だったと思います。

和也は自分が水原の女優としての道を妨げていたのではと考えていましたし、妨げているのであれば「コンビニ店長」の自分が「女優」の水原に接するのは気が引けると思っていました。

ただ、やっぱりそれは和也のいつもの早とちり&思い込みであって、水原は堂々と「出会ったことに後悔していない」と言い切りました。

カッコいいなぁ水原は。

和也が欲しかった答えはこれですよね。

水原の邪魔をしていたと思っていた和也にとって、自分との日々は後悔するものではないと言ってもらえるのはどれだけありがたいことか。

まして好きな人ですからね。

これ以上に救われる言葉はなかったんじゃないでしょうか。

実力と強運と機会

水原が和也と出会って後悔していないという理由の一つについて考察してみたいと思います。

水原自身は女優になる上で、必要な要素が3つあると考えていました。

12巻 満足度99「彼女と彼女にできること」

実力、強運、機会

実力については申し分ないですね。映画撮影でも遺憾無く発揮されています。

機会についてもオーディションや舞台など、恵まれていないわけでもなさそうです。

ただ強運。これだけが圧倒的に足りていませんでした。

活躍した舞台では汐織ちゃんという「スポンサーの姪」に阻まれました。
もし汐織ちゃんがいなければ・・・と考えると、配役の運がなかったかなと思います。

ですが、逆に和也と出会えたこと自体が「強運」であるという見方もできるかと思います。

現に小百合ばあちゃんのリミットが近づいている中、和也がいなければ夢を叶えるキッカケすらなかったわけですから。

和也は水原が自分の相手をしていたことで女優の邪魔をしてしまったと考えているようですが、少なくとも汐織ちゃんの件や映画のオーディションに落ちた事は和也が足を引っ張った訳ではないですからね。
(和也の相手をしていたから女優の練習がおろそかになるような水原でもないですし)

逆にレンタル途中に祖母が倒れてお見舞いに連れて行かれ、入院先が自分の祖母と一緒で、同じ大学、同じアパートのお隣さんで、成り行きで女優であることもバレる。

そしてそんな相手に自分の夢を助けてもらえる。

こんな強運ないですよね。

水原に足りていなかった最後のピースは、和也によって埋まっていますね。

これが水原が後悔していない理由の一つだと思います。

2、3回・・・?

きゃっつ原さん(和也?)の記憶では初デートで青臭いセリフに巻き込まれた時、遊園地デートで胸を触られた時、温泉でいやらしい目をされた時の3回が挙げられていますが・・・

他にも和也を病院を蹴飛ばしたシーン、胸を見られて殴ったシーンが忘れられているので5回ですよ、きゃっつ原さん・・・

1巻 満足度2「俺の彼女」
7巻 満足度55「彼女と父親」

あと殴った訳じゃないけど払った結果ダンベルに頭をぶつけているので未遂が1回・・・

1巻 満足度3「隣の彼女」

全然2、3回じゃないよ、倍だよぉ・・・

次回は「ラストシーン」

淡々と進んだ映画撮影も残すはラストシーンのみ。

小百合ばあちゃんの容態が急変した・・とか起きなきゃいいんですけど・・・

クラファン編も大詰めですね!


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