ひげを剃る。そして女子高生を拾う。のアニメ第１３話の感想記事です！
１３話は「未来」！
原作最終巻発売中！！
吉田と沙優の物語の最後を見届けましょう！！！
最後の夜
沙優と母親が和解し、荻原家で過ごす夜。
これが吉田と沙優が過ごす最後の夜です。
テヘペロが可愛すぎる件！！
可愛さ１００点満点なんだよなぁ。パジャマってのも破壊力高いですね。
吉田家ではスウェットだったのでパジャマはパジャマの良さがあります。
というか、異性にパジャマを見せてもいいというシチュエーションがもうね、たまらないですよね！
私、吉田さんの家で家事をするのは全然嫌じゃなかったよ。
・・・幸せだった
原作だと「幸せだった」の前に「大好きな人に毎日ご飯作るの」というセリフがあったんですが、アニメではカットされましたね。
原作では沙優の発言をスルーに近い形で受け流した吉田でした。
それがカットされたことで、この後の空港の告白がより重みを持った気がしますし、吉田の鈍感さがちょっと軽減されたかなと。
むしろスルーがなくなったことで、『吉田が沙優に恋心を抱いている』という一面がより強調される編集だったかなと思います。
しかし、最後とは言え実家でえっちに誘う沙優の大胆さよ・・・
もちろん本気じゃないとしても、万が一この言葉を母親が聞いたらまた一悶着おこってだろうなぁ・・・
えっちしなかったのに、画像切り抜きだとまるで感じている様に見えるシーンがあったのは見逃せないですねぇ。
沙優のお誘いは冗談半分としても、沙優の手札では恋心に対する表現の仕方をそれしか知らない一面もあるのかなと感じました。
意地を貫き通した吉田
一颯から本当の気持ちを問われた場面、吉田の視線は常に逃げていましたね。
目線を合わせられないと言うことは嘘をついていると同義です。
逆にこの話題の時以外は目線を合わせているので、より気持ちを隠そうと言うのがわかりやすいかなと。
私、吉田さんのことが好き
これ以上ないストレートな告白。
今までの吉田なら「からかうな」と一蹴していましたが、今回は正面から受け止め、正面から断りました。
ガキだから、という理由を貫いて断った吉田。
・・・でも、吉田が断る理由はそれが本心じゃないと思うんですよね。
拳を握る・・・握っているかと言われると際どいですが、個人的には握っていると思います。それぐらい、何か咬み殺した思いがあるのかなと。
沙優の告白を断るのは、男女の好みではなく、吉田が大人として沙優と接してきた以上、ここでも沙優の長い人生の邪魔をしないがために大人として断ったのかなと思いました。
初期の頃と被る様で全く違うにへら笑い。
何かから逃げるためではなく、未来を見据えた笑顔。素敵でした。
本当の泣き虫
最後の夜、空港で沙優を泣き虫だと言った吉田ですが、本当の泣き虫は吉田でしたね。
沙優がいなくなり、孤独を実感した時。
沙優と再開し、喜びを感じた時。
沙優がいないと吉田はダメ。というのが改めてわかるシーンでもあり、どっちが大人でどっちか子供なのかという問いかけの様なシーンだったと思います。
エンドロールがとてもとてもよかった
元通りの生活に戻った2人。
再開するまでの過程がエンドロールで描かれていましたね。
スタートは高校へ改めて登校し始め、普通の女子高生としての生活を再開した沙優。
沙優がいない中、沙優のレシピ片手に料理を行う吉田。沙優を忘れないという意思表示にも見えました。
友達のいなかった沙優がお昼ご飯に誘われているシーン。これもまた普通の女子高生として必要なステップですね。
吉田と2人きりではなく、橋本も入れてのカラオケ。三島の中で吉田への思いがひと段落ついていることを示しているのかなと感じました。
荻原家が平穏な家庭に移り変わっていく様子もありました。難ありな母親ですが、家族として過ごしていけるのであれば何よりです。
一番気になったのはここ。吉田が後藤さんに頭を下げているのはどう言う意味なのか。お付き合いを吉田がお願いしているのか、それとも後藤さんのお付き合いを断っているのか。めちゃくちゃ気になります。多分前者だと予想。
沙優がいなくなってもベランダでタバコを吸う吉田。これも沙優を忘れない様にという仕草に見て取れます。
多分夏祭りのポスターが貼ってあった電柱でしょうか。連鎖的に夏祭りの星空を思い出す箇所かなと思うので、結局沙優に繋がっているのかなと。
そして無事に高校を卒業できた沙優。
苦難がありながらも卒業できたと言うこと。さらにフェンスのある屋上が映っている校舎は結子と改めて向き合っているのかなと同時に、結子がキッカケでかかった呪縛から完全に解き放たれることを示唆しているのかなと思いました。
色々と思わせられるエンドロール。原作でも語られていない部分が絵として描かれているだけに、色々と妄想が捗りますね！！
そして再開へ・・・
沙優との別れから2年。
あさみがえらく美人になっているのも見落とせないですが・・・
やっぱり主役は沙優！！
若干大人びましたね。
もう女子高生とヒゲのサラリーマンおらず、普通の女性と普通の男性の物語がここから始まるってことですね！！
１３話通しての感想
総括しての感想です。
アニメが始まる前から原作を知っており、かなり期待をしてアニメを待ち望んでいましたが・・・、かなり出来のいいアニメに仕上がっていて超満足でした！！
原作カットの場面は多々あり、そこカットするの！？と思った箇所は多いものの、アニメの尺は決まっているのでしょうがないものではありますね。
強いて言うのであれば、柚葉が沙優とカラオケで話し終わった後、原作では改めて沙優と話すシーンがあるものの、アニメでは打ちひしがれたままになっているのと、後藤さんが終盤になる程空気になりかけていたのが残念だったかなと思うぐらいでしょうか。
シーンカットやセリフカットで原作とニュアンスが違う部分もでていますが、基本的には原作再現でアニオリもそこまで多くなくてよかったなと思います。
かのかりアニメもそうでしたが、原作通りに作画崩壊がなく作ってくれると個人的な満足度はかなり高いですね。
アニメ制作陣に大感謝！！
とても満足度の高いアニメでした！！！
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コメント
【幸せだった】
・沙優が迫っているシーンは、伏線がカットされたことで「性欲女」の誤解が生まれているようです。
・仰るとおりカットすることで空港での告白に重みを持たせようとしていたのだと思いますが、10話で沙優-後藤の会話をカットしているので不味いと思います。
・アニメ10話の原作では、沙優が後藤と会社で出会った後、沙優は漠然とした「吉田さんは自分のことを忘れちゃうんじゃないか」という不安を語っており、後藤さんから「若いからこその根拠のない不安」と言われています。
・沙優は忘れてもらいたくないから部屋着を残し、吉田の記憶に残るように夜迫ったと思いました。
・吉田は沙優の好意は気付いていませんが、この不安は感じ取っており、だから「忘れない」を伝え、沙優は泣いたのだと思いました。
・もっと言うと「『大好きな人に毎日ご飯作るの』幸せだった」の『』がカットされた点も問題で、沙優としては告白であり、だからエッチの話に繋がっています。
・「吉田さんの中に自分が残っていて欲しい」があるから、エッチの話が出ているんです。なのに台詞カットすると、好きだからエッチしたいしか伝わらないですね。
【告白】
アニメでは空港時点で、吉田は沙優のことが好きという自覚があったように思えます。原作では家に帰ってから気付いたように感じましたが。
ちなみに空港の別れで、吉田は「わかった」で台詞が終わって沙優の気持ちを受け入れています。これが原作だと台詞が続いていて、受け入れた感じが薄らいでいます。そこに解釈の違いが生じたと、感じています。
アニメ感想お疲れさまでした。
残りの書ききれなかったことについて、5巻感想に書きたいと思います。
コメントありがとうございます！
>性欲女
確かに言葉だけ捉えてしまうとまぁわからなくもないですねw
「大好きな人に〜」を削ったのは謎なんですよね。尺的にも厳しいものじゃないでしょうから、明確な意図があるんだと思いますが・・・
どうせなら原作通りあって欲しかったなと思う次第です。。。
>告白
自分も同じ意見ですね。空港から意識している様に感じました。
実際には原作でも表現しきれていないだけで、そういった形だったのかもしれません。
こちらこそいつもコメントいただきありがとうございました。
何度か返せないタイミングがあり申し訳なかったですが、しっかり読ませていただいております。
深い考察をされているので、いつも新しい視点を持たせて頂けてありがたい限りです。